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岸英光「パラダイムシフトで殻を打ち破る」

2013年11月29日

日経WOMAN Networkingフォーラムプレミアム2013レポート

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 魅力的な女性リーダーを目指す学びとネットワークづくりの場「日経WOMAN Networkingフォーラムプレミアム2013」が11月16日、東京コンファレンスセンター・有明にて開催。7名の講師陣による熱い講演が繰り広げられ、250名の女性たちが耳を傾けた。

 コミュニケーショントレーニングネットワーク統括責任者で、エグゼクティブコーチとして活躍する岸英光さんの講演テーマは、「パラダイムシフトで自分の殻を打ち破る」。無意識のうちに自分で自分を押し込めている“パラダイム(価値観の枠組み)”に気づき、そこから脱する方法を伝授した。

「私が携わっているコーチングは、会話を通して行動と能力を引き出すスキルです。とても興味深いもので、コーチングを行ううちに、それまでは伸びる兆しがないように思えた分野で、想定外にグーンと伸びる人がいます。そういうケースを見てみると必ず、パラダイムが関係しているんですよ」。

 パラダイムとは、見えない枠のようなもの。プレッシャーがかかったり悪条件に見舞われたりしても結果を出せる人と、一生懸命がんばっているのに結果が出ず、やればやるほどドツボにはまる不遇な人。両者を分けるのがパラダイムだという。

「仮に、結果を出すためのすべての条件が揃っているとしましょう。環境が整っていて、能力もあり、やる気もある。当然、結果を出せるはずだと思いますよね。ところがそこに、見えない枠のようなもの(パラダイム)があって、結果が出そうになるとここに引き戻されるという現象が起こるんです」。

「たとえば子どもの頃、いつもギリギリになってから夏休みの宿題をしていたという人の場合。きっと毎年、『今年こそ早くやるぞ!』と決心した。早く終わらせれば夏休みがどれだけ楽しくなるかということ、やれば意外と早く終わるということも知っていた。しかも、ギリギリでやると大変だし親には怒られるし、去年もそれで後悔した。毎日のように、『やらなきゃヤバいぞ』って危機感もあったはず。環境も能力も意識も揃っていて、条件は何ひとつ欠けていない。それでも結果が出せないのは、パラダイムが関わっているからです」。

 たくさんの人や組織に関わり、彼らが結果を出すのを目の当たりにしてきたという岸さん。そのときに起こっていることは、「もともとその人が持ち合わせていた能力が発揮されただけ」。夏休みの宿題のように、本来それを成し遂げる力が備わっているにも関わらず、パラダイムによって、できないというパターンに持ち込まれている。その殻を破ることで、力を出せたというだけなのだという。「車で言うとブレーキがかかっている状態ですね。モチベーションを高めてアクセルを踏んだところで、走れない。ガソリンを浪費しても動かないどころか、エンジンが壊れてしまう。でも、ブレーキを外せば進めるじゃないですか。このブレーキ(パラダイム)の存在に気づき、扱えることが、必要なんです」。

 新しいことを学ぼうと思って本を読むとき、ある箇所まではすんなりと読み進められたものの、ある箇所からは読んでも読んでも頭に入らなかったという経験がないだろうか。集中力が切れたわけでもないのに、字面を眺めるばかりで内容が頭に入ってこない。そんなとき、「集中力が切れたな」「難しすぎて理解できないな」と思って、読むのをやめてしまいがちだ。

 「そうやって閉じてしまった本は、もう二度と開かないんですよね(笑)。でも、知っておいてほしいのは、そこから先こそがあなたの読むべき場所だったということ」。読みながらスムーズに理解でき、頭にスッと入ってくると感じたとき、その内容はもともと、自分の価値観の枠組みの中にあったもの。現状の発想の範囲で収まることや、現状の価値観でも分かるようなことが書いてあるからなのだという。「これまでの自分にはなかった新しい発想を得て、より大きなことを扱える自分になりたい。そのために本を読みたいと思うなら、スッと入ってくることを読んでも、あまり変化はありません」。しかし、新しいこと学ぼうとしたとたん、意識のブレーカーはパチンと落とされ、頭に入ってこなくなる。新しいことを掴めないように、パラダイムが邪魔をするのだ。

 そうやって読むのをあきらめてしまった本があれば、今もう一度チャレンジしてみるといい。「当時よりも視野が広がって器が大きくなり、理解できる可能性は大いにある。ただ、当時そこであきらめなければ、もっと早く先に進めたはずなんですよ。一方、このパラダイムに阻まれ続けると、その枠の外に出ていかなくなるという現象が起こります」。既存の枠組みの中だけで物事を見るようになり、100の力を持っていても10しか生かせないなど、もったいない結果に。同じように頑張っていても、軽やかに結果が出せる人と、結果に結びつかない人の違いは、この枠を突破できるかどうかにかかっているのだ。

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