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意識がなく呼吸が止まった人を見かけたら

2013年9月9日

いざという時のために! 知っておきたいAEDの基礎知識

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 「AED(エーイーディー)」って知っていますか? 駅や学校など、公共施設に置いてある救命機器です。このAEDは日本語で「自動体外式除細動器」といい、心室細動(心臓がけいれんし、血液を流すポンプ機能を失った状態)になっている人に電気ショックを与えて、心臓の動きを正常なリズムに戻すための医療機器です。

 見かけることは多いですが、いざというときに使えるかというと、不安な方も多いはずです。そこで、AED販売会社のフクダ電子の根本有希さんと、製造販売をしている日本光電の中田知代さんにお話しを伺って、AEDの使い方の基礎を説明します。

Q:AEDはどんな状態の人に使えばいいの?

A:AEDは「意識や反応がなく呼吸が止まっている人」に使用します。呼吸があるかどうかの判断は難しいので、迷った場合は呼吸なしと判断して心肺蘇生を行ってください。(根本さん)

Q:AEDを使う手順を教えて?

A:AEDを使う流れは下図を参照してください。倒れている人を発見したら、まずはその人に反応があるか確認してください。その後、周囲にいる人に声をかけ「胸骨圧迫(心臓マッサージ)をする人」、「AEDを取りに行く人」、「救急車を呼ぶ人」と、役割分担をして救命するのが理想です。(中田さん)

AEDには音声ガイドが備わっているので、落ち着いて操作すれば初めての人でも操作できる。(画像提供:日本光電)

Q:研修などを受けなくても使っていいの?

A:できれば研修を受けている人が操作したほうがよいのですが、AEDには音声によるガイダンス機能が付いているので、初めて使う人でも操作できます。「意識や反応がなく呼吸が止まっている人」と遭遇した場合は、迷わずAEDを操作してください。(根本さん)

Q:AEDはどこに置いてあるの?

A:駅、デパート、スポーツ関連施設など、公共施設への設置が増えています。自動販売機のなかに設置されている機種もあります。見つからない場合は周囲の人に協力を仰ぎ、持ってきてもらうといいでしょう。(中田さん)

公共施設などで見かけるAEDスタンド(日本光電製)。扉を開くとAEDの他に毛布などが入っていることがある。
日本光電のAEDを内蔵する自動販売機。
扉を空けると警報が鳴り、緊急時であることを知らせる。

Q:AEDを使って失敗するのが怖いのだけど…

A:AEDには傷病者の心電図の状態を自動解析する機能がついており、AEDが必要と判断しない限り電気ショックは与えません。まずは落ち着いてAEDの音声ガイドをよく聞いて対応してください。(根本さん)

Q:女性の場合、下着はどうしたらいいですか?

A:AEDには衣服を切るためのハサミが一緒に入っています。緊急時ですから迷わず切って救助を進めてください。設置場所によっては目隠し用のテントも備えてありますので、あれば使うといいでしょう。テントがない場合は、できるだけ人目にさらさないように配慮することが望まれますが、AEDを使用中にタオルなどをかけてしまうとノイズになる原因となりますので注意してください。また男性の場合、胸毛が濃いとパッドが体に密着しないため期待した効果が得られない場合があります。その場合は、AEDとセットで入っているカミソリでパッドがあたる部分の胸毛を剃ってください。(中田さん)

AEDのバックには衣服を切るためのハサミと体毛を剃るためのカミソリが入っている。
目隠し用のテントがある場合はぜひ使いたい。傷病者が倒れたままでも設置できるように底がないのが特徴。

Q:人工呼吸はしたほうがいいですか?

A:人工呼吸ができる方は行ってください。ですが、人工呼吸は難しいので、救命の経験がない方はまず胸骨圧迫に専念してください。(根本さん)

Q:AEDは個人でも購入できますか?

A:AEDは個人でも購入できます。しかし、個人で購入する方はまだ少ないと感じます。最近はマンションや町内会などの単位で購入するケースが増えています。心臓と呼吸が止まってしまうと1分遅れるごとに生存率が約10%ずつ下がると言われているので、すぐに使える場所に置いてあることが望ましいと思います。また日頃からどこに設置してあるか、意識して探しておくといいでしょう。(中田さん)

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