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鎮痛薬の連用で胃潰瘍のリスクがアップ?

2013年6月5日

あなたが飲み続けている痛み止めは大丈夫?

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鎮痛薬の長期服用で胃がムカムカ…。それは薬の成分が要因となってできてしまう胃潰瘍のサインかも。

近年、医療機関で処方される鎮痛薬の中には、こうした副作用がより少ない、新タイプのものも登場している。

その作用の特徴とは……?

痛み止めの成分が胃の粘膜も弱らせる

鎮痛薬で胃が痛くなったことがある?

 医療機関で処方された痛み止めを長く服用して、胃がムカムカするなどの不快な症状に悩まされたことはないだろうか。服用した人の4分の1以上に、不快な症状の経験ありという調査結果もある(右円グラフ参照)。

 「こうした胃腸障害は、薬の成分が、胃の粘膜を保護する作用を低下させてしまうことも関係する副作用の一つ。胃壁が荒れやすくなり、放っておくと潰瘍になることも」と話すのは、日本医科大学教授で消化器内科部長の坂本長逸さん。不快感を防ぐため、胃薬を一緒に処方する医療機関も少なくない。

 そもそも痛みとは、筋肉や神経といった体の各部位が炎症を起こすことで発生する。そのため、痛みの緩和には炎症を抑える作用のある薬が用いられる。

鎮痛薬に求めるものは?
鎮痛薬を処方された患者460人を対象にした調査では、4人に1人が「胃に不快感を覚えたことがある」と回答。また、鎮痛薬に求めるものは、「早く効く」に次いで「胃に優しい」という声が多いという結果が。
(データ:両方ともQLife調べ)

 その代表がNSAIDs(エヌセイズ)と呼ばれる非ステロイド系消炎鎮痛薬。炎症を起こすとプロスタグランジンという、体内にもともとある物質が過剰に産生され、それが痛みのもとになるが、NSAIDsはこの産生に関与する酵素、シクロオキシゲナーゼ(COX)を抑えてプロスタグランジンが増えないようにし、痛みを抑える作用を持つ。

 ところがプロスタグランジンには胃の粘膜を保護するという体にとって良い作用も。鎮痛薬はその働きまで抑えてしまうので、胃粘膜が荒れるもとになる。

 「しかも、そもそも鎮痛薬なので、胃潰瘍ができても痛みを感じにくい。知らないうちに悪化し、吐血などの重篤な症状が出て初めて気づく、というケースがとても多い」

荒れた胃の中の様子
関節リウマチの治療で従来型の鎮痛薬(NSAIDs)を長期服用中の50代女性。内視鏡検査により、胃幽門前庭部(消化した食べ物を十二指腸へ送る幽門の手前)に2cm大の潰瘍が見つかった。胃痛や胸焼けといった自覚症状はなかった。
(画像提供:坂本さん)

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