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江古田ちゃん作者が語る女の人生の心がけ

2013年5月13日

『臨死!! 江古田ちゃん』の瀧波ユカリさんに聞く!

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 マンガ『臨死!! 江古田ちゃん』の著者、瀧波ユカリさんが、この4月、アラサー女性が抱える様々な問題を、深く、鋭く考察したエッセイ『女もたけなわ』(詳細は文末で紹介)を上梓! この機会に、女の人生の心がけについて瀧波さんにお話をうかがいました。

仕事だけじゃなく、恋も、家庭も、趣味も!
バランス優先のアラサー女子がなかなか満たされないワケ

――エッセイ『女もたけなわ』は女性誌の連載をまとめた一冊だと伺いました。最初は、どのようなエッセイにしたいと思っていたのでしょうか。

 連載をスタートしたときは、ただ面白いエッセイになればいいかなと思っていたのですが、雑誌を買う女性は日常に役立つ情報を求めているのだろうと気づき、自分が経験して後悔したことや学んだことを書くほうがストンとおさまるような気がしてきたんです。それで“モテ”をテーマにしたり、恋愛の失敗から学んだことを書くようになりました。

――読者の中心はアラサー女性だと思うのですが、瀧波さんも同世代です。今のアラサーにはどういう人たちが多いと捉えていますか?

瀧波ユカリ
1980年北海道生まれ。漫画家。日本大学藝術学部卒。2004 年「臨死 !! 江古田ちゃん」でアフタヌーン四季賞大賞を受賞しデビュー。著書に漫画『臨死 !! 江古田ちゃん』、エッセイ『はるまき日記』がある。

 いろんなことが上手な人が多いですね。人間付き合いも、人に嫌われない程度にはうまくて、恋愛も大失敗はしない。そこそこ上手に付き合って上手に別れることができる。金遣いの荒い男に給料を巻き上げられる、なんてことはもちろん、別れるときに殴り合いになることもない(笑)。優等生的な女性が多いという気がします。

――瀧波さんご自身はいかがですか?

 私は何でもやってから考えるタイプなので、逆だと思います。そもそもリスクの多い仕事を選んでいる時点で優等生とは言えません(笑)。とはいえ、似ているところもあります。一昔前なら、赤裸々なストーリーを書く漫画家さんには、ひどい男と付き合ったり、裏切られるといった修羅場を経験されている方がたくさんいたと思うのですが、私はそういう漫画家さんを尊敬の眼差しで見ているほう。私自身はそこまで踏み込む勇気はなくて、そつなくやり過ごしてきた感があります。

――今のアラサーは基本的に、ハメをはずすことができない?

 冒険をすること自体に魅力を感じないのでしょう。冒険した先に何か素晴らしいものがあるという気がしません。

 例えば、バブル時代に社会人経験をしたアラフィフ世代を見ると、とても元気。若い男性を相手に躊躇なく恋愛できるし、お金も惜しげもなく使う。「これ!」と思ったものは徹底的に追求する姿勢が感じられます。今のアラサーは、そうじゃない。全体的にバランスをとることはうまいけれど、何かひとつを追求するのは苦手。心ではモテたいと思っていても、「同性からひんしゅくを買うくらいならモテなくてもいいや」と自分を納得させる。モテることよりも、バランスを優先する人が多い気がします。

――瀧波さんもバランスは優先してきましたか?

 そうですね。私もモテたいとは思っていたけれど、モテることにフォーカスは絞れませんでしたから。エッセイでも触れたように、幅広い男性と付き合いはしましたが(笑)、恋の経験値は上がるだけで偏差値は決して上がらなかった。ちゃんと恋愛に集中して、いい関係を築こうとか、モテ女になる努力をするとか、そういうことはしていないので、その点は今のアラサーと同じです。

 私は20代で結婚しましたが、もっと上の世代だったら仕事にフォーカスを絞り、結婚は選択しなかったと思うんです。私は漫画家という仕事に就きながらも、結婚や子供を持つことに躊躇がなかった。私生活を犠牲にして漫画一本に絞るのは嫌だったし、かといって仕事をやめるつもりもありませんでした。そこはやはりバランスを優先しているのだと思います。

――バランスがとれているなら、それはそれで幸福感を得られそうな気もしますが、幸せだと感じられない人も多そうです。

 自分が仕事にかけているなら、仕事にかけている人のなかで競争すればいいし、恋愛なら「恋愛命」の人同士で競争すればいい。でも、みんながみんな多数の項目をそろえてバランスをとることのほうを優先しています。それでは、仕事も恋も趣味もすべての項目で競争しなくてはならなくなる。それではなかなか満たされません。

 また、今のアラサーには、アラフォー、アラフィフ、さらにはその上の“残り香”が感じられ、それも自分たちを苦しめる要素になっています。

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