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マナティ~人魚のモデルと泳げる町

2013年4月8日

保護と観光のはざまで…

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 人魚のモデルとも言われる海の人気者、マナティー。この動物と一緒に泳げる米国フロリダ州キングス湾は、古くから人気の観光地だ。ところが、マナティーと人との距離が近すぎることが、問題も生んでいる。

空気呼吸をするマナティーは水面近くで過ごす時間が多い。(Paul Nicklen/National Geographic)

 成長すると体重500キロ以上にもなるマナティーは、太ったイルカのようにも、小さなクジラのようにも見える。しかし、マナティーにはクジラのような厚い脂肪層がないので、寒さに弱い。水温が20℃を下回ると弱り始め、やがては死んでしまうのだ。

 そんなマナティーにとって、フロリダ半島の西側に位置するキングス湾は理想的な越冬地と言えそうだ。周辺には真水の湧き出る泉が数十カ所あり、水温は年間を通じて22℃でほぼ一定に保たれている。こうした環境のおかげで、1960年代には30頭前後だった冬の個体数は、現在では600頭以上にまで増えた。毎年11月から3月にかけて、町内の水路を悠然と泳ぎ回ったり、うとうとと眠ったりする姿を見ることができる。

 「彼らは都会の生活に慣れた野生動物です。私たち人間の住宅地からわずか15メートルのところで暮らしているのですから」と、フロリダマナティーを35年間研究してきた生物学者ロバート・ボンドは語る。

 キングス湾に面したクリスタルリバーの町はいまや、米国におけるフロリダマナティーの“首都”と言えるだろう。ここでは水中でマナティーと一緒に泳ぐことも、手で触れることもできる。保護の対象となっている絶滅危惧種に対して、こんな行為が奨励されている場所はほかにない。マナティーとの触れ合いは、ここでは昔から行われてきた人気の観光アトラクションだ。

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