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林文子氏が語る「女性の最高の強み」とは

2012年11月26日

日経WOMAN Networkingフォーラムプレミアム2012レポート

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 魅力的な女性リーダーになるための学びとネットワークづくりの場「日経WOMAN Networkingフォーラムプレミアム2012」が11月17日に開催された。今年で2回目となるこのイベントに、約260名もの働く女性が集まり、時代を牽引するリーダーたちの話に聞き入った。

 最初の基調講演には横浜市長・林文子さんが登壇した。1965年に高校を卒業し、社会に飛び出した林さん。そのころ、女性は会社において常に男性社員を何から何までサポートする存在だったという。「1時間前出社は当たり前。出社したらトイレを掃除、机の水ぶき、お茶淹れ。タバコも購入するのがあたりまえで、さらに『なんのタバコを買ってきますか?』と言うと、『毎日灰皿洗っているんだから、そこに捨ててある吸殻で把握しておけ』と言われました」

 しかし今、市政を行う中で林さんは、「女性の台頭をひしひしと感じている」という。係長試験一つとっても、受験する女性の数が伸びてきているそうだ。政局にも国会にも、女性はまだまだ少ない。しかし林氏は、女性がこれからの日本社会を変える可能性を、女性ならではのある“気質”を理由に確信している。

 2012年、ロシアで開催されたAPECで、林さんはアメリカ合衆国国務長官ヒラリー・クリントン氏の「おもてなし精神」に感心させられたという。ふたりの接点は、10年横浜APECの際にビデオレターを寄せてもらったこと、そしてサンフランシスコAPECで少し会話をしたことという程度。にもかかわらず、ロシアでのAPECでヒラリー氏は会場に入場した林さんを認めるや否や、「メイヤー、ハヤシ!」と駆け寄ってきたのだ。「一度しか会ったことのない人に、わざわざ声をかける。世界的に一流と呼ばれる女性には、こうしたおもてなし術が備わっています。そもそも、おもてなし力や共感力は女性ならではのもの」

林さんは強調する。「女性の最大の強みは、共感力、受容力、包容力。ビジネスシーンにおいて、これらは必ず武器になるはずです」。男性と比較したうえで、こうも言う。「男性は自分を防御しながら戦う傾向が強い。でも、女性は違う。人と向き合うマナーは男性よりもずっと優れている」

 役員に就いてからは、辛い経験もした。BMW東京の会長時代、男性役員を伴い、取引先を訪れたときのこと。当時は珍しい女性の経営責任者だった林さん。「先方のトップの方は私の顔をまったく見ず、脇の男性と話すんです。私が顔を見て一所懸命話しかけても、無意識なのか下ばかり向いてしまう。本当に辛かったですね」林さんは、女性管理職に慣れていない男性にはこのような弱点があるという。また、「男性は初対面に弱い。その点、女性はオープンです。常にアンテナを張りめぐらせていて初対面でも話の糸口をすぐ見付けてしまう。これは、管理職になったときにとても大事なことなんです」

 根気よいコミュニケーションは奏功する。「終始目を合わせてくれなかった社長も、最後の最後には『会長、今日はありがとうございました』と、帰ろうとする私のところまで来てあいさつしてくれたんです」

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