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ファッションの新潮流“トレーサビリティ”とは?

2012年11月16日

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 いまファッションのマーケットを見ると、極端な二極化が起こっている。安価なファストブランドとラグジュアリーブランドが両極にそびえ立ち、その間のマーケットは勢いを失っているというのが現状だ。そして2000年以降は、ファッションの世界に、新たな道筋が生まれてきている。

 それは、「エシカル・ファッション」という道筋だ。大量生産のもと、半年おきにトレンドを生み出し大量消費を促すシステムに限界が来ているいま、社会貢献や環境保全、人道支援などを考慮した「エシカル(倫理的・道徳的に正しい)ファッション」が、じわじわとそのマーケットを広げつつある。フェアトレードやオーガニック・コットン、リサイクル、リユースなど、サステナブルなファッションを総称する言葉だ。

 ポイントは、トレーサビリティだ。つまり、生産の裏側が見えるか見えないかは、いまや食品では当たり前のこととされているが、身にまとうファッションは、生産方法や素材、品質が直接、からだに実害をもたらさないため、見た目の善し悪しと価格にだけ、神経が行きがちという状況が続いている。

 ところが90年代以降、欧米では、ファッションのトレーサビリティに関して様々な暴露記事が出てきた。某スポーツブランドが、途上国のスエットショップ、すなわち搾取工場 ―強制労働、児童労働、低賃金労働、長時間労働などを強いる―と呼ばれる労働環境でものづくりをし、大幅な利益を生み出しているという記事だ。さらには、綿花畑やカカオ畑で、子供たちが学校にも行かずに働かされている、という児童労働の問題も、ショッキングなニュースとして浮かび上がってきた。

 知らぬ間に、世界のどこかの誰かを、搾取している―先進国の利益追求型の経済は、ファッションの世界においても、そんなひずみを生み出している。見た目の美しさを競う世界の裏側に「搾取」が潜んでいると思うと、気持ちは複雑だ。

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