• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

注目の仕事人登場!人生を変えた一冊…3

2014年6月27日

「未来は創りだすもの」1冊の本がそう教えてくれました

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

人生を変える本は必要なときに与えられる

プロフィール
シンクタンク・ソフィアバンク代表
藤沢久美さん(46歳)
社会起業家フォーラム副代表、法政大学大学院客員教授。大学卒業後、投資運用会社に勤務。96年に日本初の投資信託評価会社を起業。99年、同社をスタンダード&プアーズに売却し、00年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画。13年より現職

 幼い頃から「未来を知りたい」という強い思いに駆られていた藤沢久美さん。その思いを満たそうと、子どもの頃は占い本などを数多く読んでいたという。

 投資信託会社で働き始めてからは、選ぶ本もビジネス書が中心に。「投資や金融、経済のことを何も知らずに入社したので焦っていました。渇いた喉を潤すように、とにかくたくさん本を読みましたね」。本から得た知識を企画立案などに生かし、現場経験を積んでいった。

 27歳で退職し、同僚と一緒に日本初の投資信託評価会社を起業。様々な壁に突き当たりながらも事業を軌道に乗せた。4年後、競合企業も乱立し次の一歩を考え始めたとき、藤沢さんは人生を変える1冊の本に出合う。田坂広志さんがまとめた『ガイアの思想』だ。そこには「未来は予測するものではなく、創造するもの」との言葉があった。

「『未来を知りたい』と思っていた私にとって、その一言は目からウロコでした」

 1冊の本が、起業してがむしゃらに走ってきた歩みを肯定してくれたように感じ、さらに前に進み続ける勇気を得た。そして、藤沢さんは自分の会社を米国の世界的格付け会社に売却し、新たな道を歩む決意を固めた。本の中の言葉が藤沢さん自身の言葉になった瞬間だった。

「未来は自分次第で変えられる。本の内容は本当だったと、腑に落ちた感がありました」

 33歳のとき、『ガイアの思想』の編著者である田坂さんとともに、社会起業家の育成や支援を手がけるシンクタンク・ソフィアバンク設立に参画。NHKの経済キャスターにも抜擢(ばってき)され、中小企業やベンチャー経営者を多く取材し、未来を創り出す現場を発信し続けた。が、邁進し続けた結果、37歳のときに突然体調を崩してしまう。

 山梨の別荘にこもって自分と向き合いながら、死について書かれた本などを読んだ。その結果「行き着いたのは『自分を助けてくれるのは自分。自分に正直に、優しくあろう』ということでした」。

 現在、全国を飛び回りながらも、しなやかに生きる藤沢さん。「本から得た知識や言葉は、体験を通じて自分の中に浸透していきます。本は自分が必要としているときにこそ与えられる『未来の指南書』だと思います」

藤沢さんの人生の1冊
「『未来を知りたい』との
考え方が誤りだと気づきました」
『ガイアの思想』

田坂広志、秋本勇巳、森山 茂、
ジェームス・E.ラヴロック、龍村 仁 著
生産性出版/2520円


地球を1つの生命体「ガイア」と捉え、人類の行く末についての議論をまとめた本。「幼い頃から『未来を知りたい』と願っていた自分にとって『未来は創るものだ』と教えてくれた大切な本です」

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

関連キーワードから記事を探す
暮らし方エンタメ

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 10月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 10月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 9月号

まんがで分かる!やせる食べ方

毎日がラクになる片づけルール

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ