夏が近づくと気になるのがニオイ。暑い分、ニオイが広がりやすいのでは?と気になるもの。
でもニオイの主因、汗のムレを部位別に効率よく防げば、ニオイの心配はぐっと軽くなる。

汗をかく夏は、文字通り“汗臭く”なりがち。特に最近では、ワキや足に加えて、月経など陰部臭や頭のニオイを気にする人も少なくない。
ところが、“汗臭い”ニオイの原因は、ほとんどの場合は汗そのものではない。汗の水分で皮膚表面がムレて、汗、皮脂、不要な角質が含む栄養をもとに雑菌が繁殖しニオイを作りだすのが原因だ。汗は本来ほぼ無臭で、体温のコントロールに不可欠である。つまり、汗そのものを無理に抑えるより、汗を放置せず、汗のムレを防ぐ方がニオイ防止に効く。
一方、「体調が悪い場合は、汗そのものが臭う場合もある」と話すのは、五味クリニックの五味常明院長。例えば、疲労がたまって肝臓の機能が低下すると、体内で生じたアンモニアがそのまま血液を通じて汗に含まれて出てきてしまい、体中からアンモニア臭がすることに。便秘により大腸で腐敗が起こっている場合も、汗にニオイがつく。睡眠や食事などで体調管理にも気をつけよう。
読者241人が回答
このニオイ、実は気になってます!
『日経ヘルス』2012年2月号の読者アンケートで、ニオイが気になる場面を尋ねた。他人に対するエチケットとしてニオイに気遣う人が多い。
部位により発生源が異なる
体の部位によって、ニオイのもととなる汗腺の有無や汗・皮脂の分泌量、服装や靴などムレやすさにつながる環境が異なる。部位別に対策すると効果が出やすい。
頭
エクリン腺の汗 皮脂 ワキ
アポクリン腺の汗 エクリン腺の汗 皮脂 古い角質 月経、
おりもの 月経血 おりもの エクリン腺の汗 アポクリン腺の汗 尿 足
エクリン腺の汗 古い角質 |