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【30代後半】努力しても…団塊ジュニア

2013年4月5日

高望みせずに自分らしく生きたい“貧乏クジ世代”

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 バブル経済真っ盛りの88年に創刊した日経WOMANは、2013年4月に25周年を迎える。この四半世紀で、働く女性たちはどのように変化してきたのだろう。そして、今後どのような道を進んでいくのだろうか。「女性と仕事」をメインテーマとするジャーナリストで昭和女子大学特命教授の福沢恵子さんと、世代・トレンド評論家でマーケティングライターとして活躍する牛窪恵さんに話を聞いた。2回目の今回は、何かと報われない「団塊ジュニア」世代をみていく。

30代後半・団塊ジュニア世代(貧乏クジ世代・さまよい世代)

 第二次ベビーブームの中で生まれ、受験戦争など熾烈な競争の中を生きてきたこの世代。社会に出る頃にはバブルがはじけ、新卒採用が抑制されて就職氷河期が到来。女子大生ブームにも女子高生ブームにも外れ、「貧乏クジ世代」とも呼ばれる苦難の世代だ。「競争に勝ち抜かないと生きていけないという覚悟がある人たち。そして、努力が報われないジレンマを抱え続けている」と福沢さん。

同世代の有名人
吉瀬美智子(38歳)・木村佳乃(36歳)・篠原涼子(39歳)・SHIHO(36歳)・中谷美紀(37歳)・東尾理子(37歳)・本上まなみ(37歳)など

 この世代の働き方に大きな影響を与えたのが、99年の労働者派遣法改正。雇用形態に「派遣社員」という新たな選択肢が加わるようになったのだ。人口が多くただでさえ競争が激しい上に、不況にも襲われ、満足な内定をつかめない人も続出していた時代。そんな中、「(20代のうちは)正社員と同等の月収があり、17時には帰れるからアフターファイブに習い事もできる。まあまあ、いい働き方なんじゃないか……ということで、派遣社員になる人も多かったのです」と牛窪さん。

 99年には女性の働き方に、インパクトを与える出来事がもう一つあった。男女雇用機会均等法の改正が施行され、採用・募集・配置・昇進での差別が「努力義務規定」から「差別禁止規定」になったのだ。「女性であるという理由だけで差別することが正式に『禁止』となり、昇進もできるようになったことで、企業で女性が働き続ける土台ができたのです」(福沢さん)。

 90年代後半のITバブルなどによって起業家ブームが起こると、「小さなオフィスや自宅で起業するSOHOという考え方も登場し、正社員や主婦以外にも、派遣社員や起業家など、いろいろな生き方が選べるという考え方が広がっていきました」(牛窪さん)。

 しかし、このように選択肢が増えた時代に社会に出たために、自分の進むべき道を見つけられない人が続出した「さまよい世代」でもある。新卒時にフリーターなど非正規で働き始め、正規雇用の採用を得ることができずに40代目前となっている人も。運よく納得のいく就職をした人も、仕事一辺倒のバブル世代にどこか反感があり、「ワークライフバランス」志向も強い。

 バブル後の不況で男性が自信を喪失していく中、カップル率が低下しはじめたのがこの世代から。子ども時代から男女平等教育を受けてきたこともあり、割り勘にも抵抗がない。「男性に寄りかかろうと思わず、高望みせずに自分らしく生きようとする女性が増えました」(牛窪さん)。

 そんな団塊ジュニア世代のキーワードは、「等身大」「ナチュラル」「シンプル」など。ファッションにおいても、ブランド志向は弱く、「無印良品」「ユニクロ」など気負わないシンプルカジュアルで、ありのままの自分を表現できる定番スタイルが支持を集めた。

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