苦手な取引先、難しくて手をつけたくない作業…。
誰にでも「気が進まない仕事」はひとつくらいあるもの。
日経WOMAN2月号の読者アンケートに寄せられた回答の中から、
働く女性たちがどうやって「気が進まない仕事」を片づけているのか、紹介します。
あなたは仕事が早いほう?それとも…。
日経WOMAN2月号の読者アンケートによれば、「自分は仕事が遅いほうだ」と答えた人は36.8%。具体的な悩みを見ると、「苦手な仕事を先送りしてしまう」という声が目立ちました。では、仕事が早い女性たちはどうやって気が進まない仕事に向き合っているのでしょうか。アンケートの回答をみると、7つの傾向が浮かび上がりました。
1.嫌な仕事は最初に手をつける
まず多かったのが、「苦手な仕事ほど早く片づける」という声。特に1日の始まりである朝に手をつけるという人が多いようです。
●まずは手をつける。着手すると案外進みます。(36歳・広告・経理)
●嫌な仕事を受けた瞬間から、相手と連絡を取ったり対処を考えたりして、ほかの仕事よりも早く片をつける。(26歳・教育・技術補助)
●元気のない時にやると余計に時間がかかるので、朝の元気なうちに着手する。(30歳・官公庁・人事)
●元気なうちにやるのが良いので、気が進まない仕事は1日の前半に処理をするようにしています。(34歳・広告・営業事務)
早く片づける人の心の中には、「嫌な仕事が残っているとそちらが心配で、ほかの仕事もうまくいかないことが多い」(26歳・教育・技術補助)、「早く片づけると気分も軽くなるし、すっきりする」(38歳・IT・秘書)という気持ちがあるよう。これなら、どんな仕事も早く終わりますね!
2.期限を決める
すぐに取り掛かることができなくても、手帳やTO DOリストを活用して、「いつやるか」「いつまでにやるか」をあらかじめ決めている人が目立ちました。
●わざと自分に期限を定め、黒の油性マジックでTO DOリストに加えて目立たせ、さっさと終わらせる。(34歳・銀行・営業)
●タイムリミットを決め、その時間内に終わらなければ、別の時間に行う。(35歳・化学・営業)
●TO DOリストにその日にやることを書いてあるので、後回しにしたいことも何とかその日のうちに行います。(38歳・教育・一般事務)
●スケジュール帳に書き込んで、「ここでする」ことを意識づける(38歳・教育・講師)
「いつかやろう」と思っても、その「いつか」はなかなかやってこないもの。明確に「取り掛かる日」を決めるのは有効です。なかには、「周囲の人に、『今日中にやろうと思っている』などと宣言してしまう」(26歳・化学・研究職)という人も。これなら、手帳やTO DOリストを使わなくても、期限を簡単に設定できますね。