• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「ややきつめの運動」と乳製品でからだ作り

2011年9月5日

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

 立秋も過ぎたとはいえ、まだまだ暑い日が続いています。節電でエアコンも控えめのため、熱中症を経験した人や、体がだるく疲れやすい“夏バテモード”に陥り「仕事に気合が入らない」という人も多いのでは?

 そんな人にぜひお勧めしたいのが、1日15~30分間「ややきつめの運動」をして、その後に牛乳やヨーグルトなどの乳製品を取るという健康法。夏バテしにくいうえ、体調を崩しやすい秋口から初冬にかけても元気に乗り越えられる効果が期待できます。

夏バテの原因は運動不足!? 

信州大学大学院 医学部医学系研究科
教授 能勢博さん

京都府立医大卒後、米国Yale大学医学部John B. Pierce研究所へ博士研究員として留学。スポーツ医科学、環境生理学、とりわけ環境適応過程における体液循環調節機構研究の権威。

 体の生理機能にくわしい信州大学大学院医学系研究科の能勢博教授は「夏バテするかどうかの鍵は血液量にある」といいます。

 「もともと日本人の体は風土に合わせ、夏は血液量を増やし、秋になると徐々に血液量を減らして気候に順応できるようになっていました。現代人は冷房などの影響でこのメカニズムが上手に働かなくなっており、夏でも血液量が増えず、少ないままの人が多い。血液量が少ないと持久力がなくなり、ちょっと階段を上っただけで息切れすることに。これが体のだるさや疲れやすさなど、夏バテの大きな原因になります」(能勢教授)

 また、夏は「暑いから」「汗をかくから」と、いつもより運動不足になりがちなのも「夏バテしやすい一因」だと能勢教授は指摘します。

 「秋になって体調を崩しやすい人は、夏の間の運動不足のツケや、増えた血液量が季節の変化に上手に順応できず、急激に落ちて体調不良につながってしまうことが多いのではないかと考えられます。さすがに暑い日中に激しい運動をするのは勧められませんが、夕方涼しくなったら、毎日15~30分『ややきつめの運動』をすると夏バテ防止になり、秋口の気候の変化にも対応しやすい体になります」(能勢教授)

 「ややきつめの運動」といっても、その人の年齢や運動経験などで「何をどのくらい行えばいいのか」は違ってきます。目安は最大体力の70%ぐらい。「ちょっときついな」と感じる程度がちょうどいいところ。20代のよく運動する人なら軽いジョギング、30~40代のあまり運動をしていない人なら速歩のウオーキングでも十分だといいます。

 「日中15~30分運動するだけでも、夜は深い睡眠になり、脳の疲労が取れ、翌日の仕事がはかどる効果が期待できます」(能勢教授)

運動後1時間以内に乳製品でたんぱく質補給

 さらに、能勢教授は「運動後30分~1時間以内に牛乳やヨーグルトなどの乳製品でたんぱく質と糖質を摂取するとより効果的」だと説明します。

 乳製品に含まれるたんぱく質は血液中のたんぱく質であるアルブミンの合成を促進。アルブミンには浸透圧を調整する働きがあるため、アルブミンが増加すると血液に水分が引き込まれ、血液の総量が増え、血流もよくなります。

 「私が行った臨床試験では、運動+乳製品の実践で、2カ月後におよそ100~200ml血液量が増えるという結果が出ました」(能勢教授)

 また、牛乳やヨーグルトに含まれる乳糖は体内でブドウ糖に分解されます。これがインシュリンの分泌を促し、筋肉がブドウ糖を取り込むのを助けるため、運動後の疲労回復が早くなります。

 「摂取量は牛乳で200ml、ヨーグルトで180gぐらい。運動+乳製品摂取のタイミングは夕食前がベストですが、難しい人は1日3回ぐらいに分けて行ってもいいです。また牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする乳糖不耐症の人にはヨーグルトがお勧めです」(能勢教授)

Profile
能勢博さん
信州大学大学院 医学系研究科 教授
京都府立医大卒後、米国Yale大学医学部John B. Pierce研究所へ博士研究員として留学。スポーツ医科学、環境生理学、とりわけ環境適応過程における体液循環調節機構研究の権威。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

この記事は役に立ちましたか?
働く女性のための「日経ウーマンオンライン」最新記事のお知らせを好きな方法で受け取れます。

  • メールアイコン

    11万2千人

    無料メルマガを購読する

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

関連キーワードから記事を探す
カラダの悩み・病気

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 10月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 10月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 9月号

まんがで分かる!やせる食べ方

毎日がラクになる片づけルール

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ