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花王が更年期女性を対象に調査
不定愁訴と唾液の成分に相関

2014年10月6日

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 花王のパーソナルヘルスケア研究所・生物科学研究所・解析科学研究所は8月20日、更年期女性を対象に行った調査で、自律神経機能の乱れにともない、唾液中のたんぱく質1479種中で、3種のたんぱく質が特異的に減少していることが分かったと発表した。特異的に減少している3種のたんぱく質は、口腔粘膜維持や抗菌、解毒機能に関わる働きをしているものだという。この研究結果は2014年6月の日本老年歯科医学会第25回学術大会で発表された。

 更年期やストレスなどを原因として自律神経機能が乱れると、のぼせ・ほてり・疲労感・イライラなどの不定愁訴が起こることが知られている。同研究所はこれまでにも口腔の不調(ネバつきや口臭など)と、冷え・むくみなどの身体の不調が関連することを明らかにしてきた。

 唾液腺もほかの臓器と同様に自律神経の支配下にあることから、自律神経機能の乱れにより量や成分などの唾液性状が変化し、口内環境が変化する可能性が考えられると、今回は不定愁訴と唾液成分の関連性について調べるため、45~55歳の更年期女性50人を対象に調査を行った。

 まず、検出された1479種の唾液たんぱく質成分量と交感神経活動度(LF/HF)との相関分析を行った。その結果、唾液量に関係なくLF/HFと負の相関(交感神経活動の亢進により減少)する唾液たんぱく質成分は3成分だった。これらはIgGFc結合タンパク質、カリクレイン11、グルタチオンS転移酵素Pで、主に抗菌や解毒作用に関わる働きが知られている。

 そこで交感神経活動s度(LF/HF)と相関した唾液たんぱく質成分3種と更年期に見られる自覚症状との関連性を解析した結果、「無気力で疲れやすい」「肩がこる」「眼が疲れる」などの自覚症状がある女性は、唾液量に関係なく、これらの成分が低いことがわかった。

 たんぱく質の定量値はクロマトグラフィーによる分析値。自律神経機能は心電図データから、更年期症状は、日本産科婦人科学会生殖・内分泌委員会の更年期症状評価表を用いて集計した。

 以上の結果から、更年期の症状が出ている人では体の不調だけでなく、唾液機能の低下で口腔内で粘膜の乾燥によるドライマウス、口臭、歯周病へのリスクの可能性が高まることが示唆されたという。

(日経ヘルス、羽田 光)

白澤 淳子=日経ヘルス

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