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カゴメ、植物由来の乳酸菌「ラブレ菌」の
インフルエンザウイルスへの防御効果を動物試験で確認

2013年11月4日

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 カゴメは、乳酸菌のラブレ菌に、インフルエンザウイルス感染に対して防御効果があることを動物試験で確認したと10月17日に発表した。試験ではマウスを使い、インフルエンザウイルスに感染させて健康状態を評価。感染前から感染するまでの2週間ラブレ菌を摂取していたマウスは、摂取していなかったマウスに比べて体重減少が抑制され、運動量を目視で評価した健康状態スコアの悪化も抑えられた。また、ラブレ菌は、免疫力の指標である「細胞障害活性」のほか、「抗体産生」、ウイルスに感染したときに増殖を抑えるために生体内で作られる「IFN-α(インターフェロンアルファ)の産生」という3つのメカニズムを活性化させて免疫力を高めることも分かった。

 そもそもラブレ菌とは、京漬物の“すぐき”から発見され、胃酸や胆汁酸などの消化液に耐性を持ち、腸に到達して便通を改善するとして、ドリンクなどの商品に使われてきた乳酸菌だ。これまでにも、ヒトでのIFN-αの産生能や細胞障害活性を高める作用などが報告されていた。

 試験は、ラブレ菌を含む粉末を14日間摂取させたマウス10匹の群(以下、ラブレ群)、ラブレ菌を含まない粉末を14日間摂取させたマウス10匹の群(以下、対照群)に対して行った。その後、インフルエンザウイルスを感染させ、感染から7日目までの体重と健康状態スコアを比較した。健康状態スコアとは、毛がバサバサとしてツヤがなくなっているか、運動するかといった健康状態を目視で確認して評価したもの。その結果、体重変化が対照群75.4%に対し、ラブレ群は80.1%と体重減少を抑えられた。健康状態スコアの悪化した度合いはラブレ群3.8に対してラブレ群は3.3と、悪化した度合いが少なかった。

 さらに、インフルエンザウイルス感染から7日後の血中IFN-α量を比較すると、対照群が95.8pg/mLに対してラブレ群は315.8pg/mLと有意に高かった。同様に感染7日後、すい臓の細胞障害活性では、対照群7.1%に対し、ラブレ群11.4%と有意に高かった。また、肺でみたウイルスに対する抗体量でも、対照群が0.08であったのに対して、ラブレ群は約0.17と有意に高い値を示した。

 今回の試験を行ったカゴメ研究開発本部自然健康研究部の脇尚子氏は「ラブレ菌が、インフルエンザウイルスの感染前後で働く三種類の防御メカニズムを活性化させることが分かった。今冬にはヒトでもインフルエンザウイルスに対する防御効果を得られるのか確認する予定だ」と話す。

(日経ヘルス、菅原由依子)

白澤 淳子=日経ヘルス

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