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カルピス、カルピス酸乳に含まれるペプチドの中から
記憶力向上作用を持つ成分を確認

2012年11月5日

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 カルピス発酵応用研究所は、「カルピス酸乳」に含まれる乳酸菌ラクトバチルス・ヘルベティカスがつくるペプチドに、記憶障害の予防と記憶力の向上作用があることを動物実験で確認し、10月23日~26日に行われた第64回日本生物工学会大会で発表した。今後、ヒトの「もの忘れ予防」や「脳機能の維持」に役立つ可能性があるとしている。

 同社発酵応用研究所では、脱脂した生乳を乳酸菌や酵母の集合体である「カルピス菌」で一時発酵させた「カルピス酸乳」の機能性研究を行っている。中でも、カルピス菌の主要な菌の一つ、乳酸菌ラクトバチルス・ヘルベティカスで発酵させた「カルピス酸乳」については、これまでに、寿命延長、抗腫瘍、免疫賦活、血圧降下、疲労回復、ストレス低減などの作用があることを確認してきた。

 記憶障害の予防、記憶力の向上作用については2010年に確認・報告しているが、今回は、乳酸菌ラクトバチルス・ヘルベティカスで発酵させた「カルピス酸乳」を分離、精製したものの中から、その作用を持つ成分としてβカゼイン由来のペプチド「ペプチドN-E」を同定。動物試験で、記憶力向上作用を確認した。

 試験は、それぞれ水、ペプチドN-Eを100μg/kg、1000μg/kgのいずれかを15匹ずつのマウスにのませた後、記憶障害を誘発させるスコポラミンを皮下投与し、新奇物体認識試験を実施。2日後の記憶保持の度合いを比較した。結果、水を投与した場合は記憶力の保持が認められなかったが、100μg/kgの群では約59%(p<0.05)、1000μg/kgを投与した群については約63%(p<0.01)となり、1000μg/kgでは有意差が認められた。

 有意差があったペプチドの投与量をヒトで単純換算すると、「カルピス酸乳」(脱脂乳をカルピス菌で一次発酵した発酵乳)およそ3L分に相当する。同社発酵応用研究所の大澤一仁アシスタントマネジャーは、「数を増やせば、100μg/kg投与の群でも有意差がつくと考えている」と話す。今後はメカニズムを明らかにしていくとともに、ヒトで効果を示す食品の開発を目指す。

(日経ヘルス、西山裕子)

白澤淳子(ヘルス)

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