• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

効くニュース from 日経ヘルス

ひざ、肩、ひじのしつこい痛みを改善する新しい治療法が登場

2015年9月24日

レントゲンで異常ない痛みは、「もやもや血管」が原因?

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

病気やケガは治ったのに、あるいはないのに、いつまでも痛みが続く。しかし、病院でレントゲン検査などを行っても異常なしといわれる。そんな「慢性痛」の原因の一つが、局所に発生した微細な血管網「もやもや血管」だと考える医師が出てきた。慢性痛に対し、血管にアプローチする新たな治療法も成果を上げつつある。

 近年、慢性痛の研究が進み、その治療を目的とした「痛みセンター」などを設置する医療機関も増えてきた。従来、慢性痛の原因としては、ケガや病気で傷ついた神経が原因の「神経障害性疼痛」、痛みを感じる脳の働きが変化することで起こる「中枢機能障害性疼痛」などがあるとされてきた。

■原因不明の痛みが続く慢性痛
慢性痛とは
ケガや病気が治った後も痛みが長期間続いたり、原因不明の関節痛(肩こりを含む)や頭痛などで悩まされる症状。

典型的な痛みのタイプ
・痛みにしびれた感じが伴う
・痛み発作が短い間隔で現れる
・針で刺すような痛み
・痛みで気分が落ち込む など

■これまで考えられてきた慢性痛の原因と主な治療法

脳の痛み
(中枢機能障害性疼痛)
不安やうつが痛みの感覚を助長してしまうことも。抗うつ薬や抗てんかん薬などが治療に使われる。
神経の痛み
(神経障害性疼痛)
ケガや病気によって起きた神経の障害がもたらす痛み。最近、新薬も登場するなど治療法は進歩している。
局所の痛み
(存在が明らかではなかった)
局所の炎症などは見つからないことが多かった。もやもや血管へのアプローチが新たな治療法を切り開く。

 これに対し「局所で起きている変化へのアプローチが不十分だったのでは」と話すのは江戸川病院運動器カテーテルセンターの奥野祐次センター長だ。

■局所の「もやもや血管」が、慢性痛の原因の一つ
一時的な炎症が引き金になり、関節の周囲に新たな血管網「もやもや血管」を生じる。 ただし通常のレントゲン写真には写らない。
 
レントゲン写真
五十肩の人のもやもや血管(血管造影写真)

これが慢性痛
「もやもや血管」に沿うように神経線維が伸びると同時に、微細な炎症が続く。痛みが続くのは、神経線維が伸びることで痛みに敏感になるためと考えられる。(画像提供:奥野センター長)

 奥野センター長は、がん医療に携わっていたとき、新しく発生した微細な血管(新生血管)にカテーテルという細い管を通して薬剤を届け、血管をつぶす治療を行うと、多くの患者が「痛みが楽になった」というのを聞いた。そこで慢性的な肩やひざの痛みで悩む人の局所の血管を血管造影で調べてみると、多くの人で、痛みのある部分に綿花のように細かく枝分かれした新生血管「もやもや血管」が発生していることが分かった。

■「もやもや血管」がなくなると痛みも軽減
カテーテルで不溶性薬剤を投与すると新生血管だけ破壊され、血管造影でも「もやもや血管」が消失。痛みも軽減した。(画像提供:奥野センター長)

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

関連キーワードから記事を探す
カラダの悩み・病気健康知識

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 10月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 10月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 9月号

まんがで分かる!やせる食べ方

毎日がラクになる片づけルール

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ