• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

グータラな「ガキ夫」にさせないために、私たちができること

2015年9月19日

自分の価値観や常識を押し付けるのではなく、二人の関係をよくすることが大事

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

結婚後、夫が家事に協力しようという姿勢がぜんぜんない。服や靴下を脱いだら脱ぎっぱなし。妻から見ると、「何これ?」と思うようなコレクション収集にお金をつぎ込む――。共働きカップルを目指している女性にとって、結婚後に彼が「ガキ夫」になってしまったら大変! どうすればいいのか。ぐっどうぃる博士に聞きました。

 前回は、夫を子どものままの「ガキ夫」にするか、家族の幸せにきちんと責任を持つ「大人の夫」にするかの一つの境目は、「彼が結婚を決意する7つのスイッチ」をなるべくオンにした上で、プロポーズから始まる結婚へのステップをきちんと彼に踏ませるかどうかにあるというお話をしました。男性に「責任を取る覚悟」をさせていくことが、彼を「ガキ夫」にしないためには必要なんですね。

 その一方で、女性が「自分の考えだけが正しい」と思うがゆえに、「夫がガキに見えてしまう」という側面もあります。今回は、その話をしたいと思います。

 例えば、「顔を洗ったあとの洗面台が、水浸しになったまま。次の人のことを考えて、タオルで拭いておくべきだよね!」と夫に対して思ったとします。けれどこの「洗面台が水浸しのままの状態=良くない」という価値観は、あくまでもその女性の価値観です。日本全国、みんなに共通のものではありません。洗面台が水浸しのままを「普通のこと」と思う人も、いっぱいいます。

 けれど人というのは、「自分の価値観や常識」を持ち、それに合致しないことをする人を「私と別の価値観を持っている」とは感じず、「正しくない」と感じて、その行いを直したくなるものです。

 「洗面台の水に塗れた部分は、タオルで拭くべき」「靴下は脱いだら洗濯機に入れるべき」「ちゃんとした箸の持ち方をすべき」「食器を洗うときに、水道水を流しっぱなしにしないべき」――。これらはあくまでも「“私”の価値観や常識」です。けれど、なかなかそう思えない。

 そして、「私の価値観や常識」から外れる行いを相手がすると、最初は、正しい情報を伝えれば彼が行いを直すはずだと考え、正しい情報を伝えるでしょう。それでも彼が直そうとしないなら、「彼はバカなのではないか?」と思ったり、あるいは「彼が私に悪意を持っているのではないか」と思うようになるのです。このような心の動きは、TEDカンファレンスの『間違えるという事』という発表のなかで、キャサリン・シュルツが指摘しています。

 例えば「箸くらいちゃんと持ったほうがいい」と思うあなたと、「箸の持ち方は何でも良い」と思っている彼がいるとします。彼の箸の持ち方に違和感を覚えたあなたは、「箸はこうやって持つのが正しいんだよ」と直したくなるかもしれません。それでも彼が直さないなら、「箸を正しく持たないと、周りから育ちが悪いと思われるよ」と正しい情報を伝えます。けれどそれは、彼にとって「うるさい小言」でしかないでしょう。妻を愛しているので、夫も直そうとするかもしれません。でも、重要だとは思っていないので、いつのまにか忘れるでしょう。そうすると、妻は「なぜそんな簡単な事でさえ、できないのか?」と悲しく思うようになるでしょう。箸の持ち方だけでなく、洗面台をタオルで拭く事、靴下を洗濯機に入れる事、玄関の靴を揃える事、何から何まで出来ないし、理由を教えても変えようとしない夫に、「私を愛していないのではないか?」「ガキなのではないか?」と思うようになり、軽蔑し、イライラをぶつけるようになります。

 夫にとっても、その状態がずっと続くと――だんだんと「妻が怖い」「妻が面倒くさい」となって、妻を避けるようになっていくでしょう。そして、自分の部屋にこもる時間が増えたり、場合によっては外に癒しを求めて不倫に走ることもあるでしょう。その不倫相手は、箸の持ち方を指摘しないに違いありません。

 自分の価値観や常識に照らし合わせて、相手の言動を「正しいか」「正しくないか」で判断をしている視点そのものが、目の前の相手を「ガキ夫」に見せ、お互いの関係を悪化させていくこともある――。そう、しっかり心に留めておくことはとても大切です。

 妻から見下されていることは、夫にもわかります。「あれこれ言われるくらいなら、何もしないほうがまし」と夫の態度を硬直化させることにもつながるのです。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

コラムのバックナンバー

もっと見る

Profile
ぐっどうぃる博士
ぐっどうぃる博士
恋愛カウンセラー。理学博士(生命科学専攻)。現在は主に恋愛カウンセラーとして活躍。自身の体験と生命科学的視点を合わせた独自の恋愛メソッドを展開し人気を集めている。悩める女性の恋の問題が解決するサイト『恋愛ユニバーシティ』主催。音声で恋愛を学べるスマートフォンアプリ『ぐっどうぃる博士の音ライブラリー』や携帯公式コンテンツ「恋が叶う99のルール」もある。現在、テレビ、ラジオ、WEB、書籍、雑誌等など多方面で活躍中。また大手企業のマーケティングリサーチや企業のブランディング戦略にも参画。著書に『恋愛マトリックス』(ソフトバンククリエイティブ)、『恋で泣かない女になる61のルール』(講談社)などがある。ぐっどうぃる博士の経歴の詳細はこちらより。
関連キーワードから記事を探す
恋愛・結婚人間関係の悩み

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 12月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 12月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 11月号

一生お金に困らない!お金がどんどん増える本 ミニサイズ新装版

まんがで分かる!やせる食べ方

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ