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さようなら、くさいおなら&きつい口臭! “におい”のアンチエイジング

2015年7月17日

においは日々食べるものや運動習慣から変わってくる

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腸内細菌はにおいにも大きく影響している

 ジメジメした梅雨。そして梅雨が終わると暑い夏。汗とにおいが気になる季節がやってきました。気になる嫌なにおいには、汗や皮脂と関係する体臭以外にも、口の中のにおい、そしておならのにおいなど、いくつか種類があります。今回は、そんなにおいのアンチエイジングについてお話しします。

 前々回(人工甘味料が腸内環境を変化させる!?)では、腸内細菌が僕たちの健康に大きく関与していることをお伝えしました。実は、においにも腸内細菌が大きく影響を及ぼしており、くさいおならや、きつい口臭などは、腸内細菌が作り出す腐敗臭が大きな原因のひとつです。まずは腸内細菌がかかわるこれらのにおいについて。

 腸内細菌の中でも、ウェルシュ菌などのいわゆる悪玉菌が、肉などの動物性タンパク質を分解すると、アンモニア、インドール、スカトールなどのメタン系の物質を作り出し、これが腐敗臭の原因となります。ですから肉食の人のほうが、においのあるおならが出る傾向があるようです。肉食に偏っている人と、そうでない人とでは、おならのにおいが違うだけでなく、腸内細菌のバランスも違うという研究報告もあります。

 くさいおならが出るということは、腸内環境が悪玉菌優勢に傾いているサイン。善玉菌優勢でバランスのとれた腸内環境であれば、あまりくさくないおならが出ます。

 特に、消化しきれないほど大量の肉を食べてしまった場合は、メタン系のガスが出るだけでなく、肉に含まれるアミノ酸の一種が、腸内細菌のはたらきによってトリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)という物質に変わり、動脈硬化を悪化させるという研究もあります。 また、肉を大量に食べると脂肪を消化するために胆汁が多く分泌されますが、腸内細菌によって胆汁が分解され、2次胆汁酸に変化します。この2次胆汁酸は発がんにも関係していることがわかってきました。

 ですから、おならのにおいは一つのパラメーターとして、くさいおならが出るような肉の食べ方には注意したほうがよいでしょう。また、日頃、口臭やくさいおならが気になる人は、乳酸菌などの善玉菌を含む食品や、善玉菌のエサになる食物繊維を積極的にとるなど、腸内環境改善に取り組むとよいでしょう。

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Profile
坪田 一男
坪田 一男(つぼた かずお)
慶應義塾大学医学部教授・慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンスラボ代表。1955年東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。ハーバード大学留学、クリニカルフェロー修了。2000年より最先端のアンチエイジング医学を学び、医療界に積極的に導入。現在、日本抗加齢医学会理事長、日本再生医療学会理事、学会誌「アンチエイジング医学」の編集長、慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンスラボ代表などを務める。南青山アイクリニック手術顧問を務め、眼科専門医による安全なレーシック(近視手術)の提供・指導も行う。『ごきげんな人は10年長生きできる』(文藝春秋)など著書多数。http://www.tsubota.ne.jp/
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