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『マッドマックス』と『問題のあるレストラン』の共通点!?

2015年7月11日

単純に見えて複雑に語れるのが魅力? 『マッドマックス』の楽しみ方

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 こんにちは、「西森路代の人気研究所」(パソコンの方はこちらをクリック)です。今回取り上げるのは、現在公開中の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。この映画は単純な映画だとか、何も考えずに楽しむ映画だとも言われています。確かに砂漠をひたすら走っている映画であると単純に説明することもできます。でも、それぞれのキャラクターを見れば、単純だなんて言えないし、そこから見えるものもたくさんあります。そして、そこにさまざまな論点が隠されているからこそ、人々は語りたくなり、それが映画の注目度につながって、何度も何度も見に行ってしまうのではないかと思うのです。

◆多くの論点がある中、あえて日本ドラマとの共通性を見てみると

 『マッドマックス』には、本当にたくさんの論点があると思います。私自身、どの視点からひとまとめにするべきか悩むくらいなのですが、今回は、『問題のあるレストラン』との共通点から考えてみたいと思います。

 まず、『マッドマックス』では、荒廃したウェイストランドを牛耳るイモータン・ジョーと、彼から逃亡する5人の“子産み女”ことワイブス、そして彼女たちを手助けする元ジョーの部下のフュリオサ大隊長、イモータン・ジョーの武装集団であるウォーボーイズの“輸血袋”であったマックスによって物語は繰り広げられます。

 ざっくりと自分の言葉で説明すると、イモータンは権力を牛耳り、ウォーボーイズはイモータンに狂信的で、フュリオサはイモータンの元から逃れ「緑の地」を目指し、ワイブスたちはイモータンに単なる子どもを産む機械だと思われていて、マックスは奴隷の立場から逃れるべくフュリオサやワイブズたちと合流します。そこに愛されキャラであるウォーボーイズの中の“落ちこぼれ”のニュークスも加わります。道中では5人組の女性のオートバイの一団「鉄馬の女たち(Vuvalini)」にも出くわします。

 見てない人にはややこしいかもしれませんが、とにかく、悪くて力のある男=イモータン、それに抗う女=フュリオサ、突如として現れた最初はどっちつかずの男=マックス、フュリオサと共に行動する女=5人のワイブス、フュリオサに協力する女=オートバイ軍団、純朴で揺れる男=ニュークスだと整理していただけたらと思います。

 この関係性で見ると、実は『問題のあるレストラン』と『マッドマックス』は、かなり似た図式があることが説明できます。まず、悪くて力のある男は、杉本哲太さん演じるレストラン「シンフォニック表参道」のオーナー雨木です。それに抗う女は、元はといえばシンフォニックで働いていたものの、会社を出てレストラン「ビストロ フー」を立ち上げた(これを「緑の地」と結びつけることもできそうです)真木よう子さん演じる田中たま子、どっちつかずの男は、シンフォニックのシェフでたま子の元恋人の門司誠人(東出昌大)、共に行動する女は、たま子のレストランで働くことになった新田さん(二階堂ふみ)、川奈さん(高畑充希)、千佳ちゃん(松岡茉優)、三千院さん(臼田あさ美)で、たま子に協力するオートバイ軍団に近い存在が、年齢が上という意味でも、烏森さん(YOU)とハイジさん(安田顕)に置き換えていいのではないでしょうか。また、純朴で揺れる男は、菅田将暉さんが演じる星野大智でしょう。星野はたま子に共鳴する女性たちの中の一人と恋愛関係になる部分でもニュークスとつながります。

 もっと言うと、「シンフォニック表参道」でセクハラ三昧の社員西脇(田山涼成)が、イモータンの仲間で乳首にピアスの人食い男爵という感じでしょうか(別に人食い男爵は乳首は出していてもセクハラはしてないんですけどね)。

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Profile
西森路代
西森路代
ライター/人気事象評論家。1972年生まれ。大学卒業後、地方テレビ局のOLを経て上京。派遣社員、編集プロダクション、ラジオディレクターを経てフリーランスライターに。主に、アジアのエンターテインメントや女子、人気について執筆。共著に「女子会2.0」(NHK出版)、著書に「K-POPがアジアを制覇する」(原書房)がある。TBS RADIO文化系トークラジオ 「Life」にも出演。
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