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目からウロコの仕事ハック

自分と話すときに「一人称」をやめるだけで不安や緊張が解消できるのは、なぜ!?

2015年7月2日

2人称や3人称の使用で、より高い視点でものごとが見られるように

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本コラム( スマートフォンはこちら)では「アイデアを実現するためのカリキュラム」の提供を目的としたブロ

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 採用面接、大事なプレゼン、お客様との商談など、あなたは不安や緊張が高まる場面でどのように気持ちをコントロールしていますか?

 「面接に落ちたらどうしよう・・・」
 「プレゼンに失敗したらどうしよう・・・」
 「契約が取れなかったら・・・」

 こんなとき、気持ちを落ち着かせようと頭で思っても、なかなか負のスパイラルから抜け出せなくなってしまうものです。

 「私は、全然ダメだ・・・」といった厳しい批判を自分に向けてしまうのもこんな時。それは最悪の事態を頭の中で想定し、自分を奮い立たせることで現実にそれが起こることを未然に防ごうとする自己防衛の一種なのかもしれません。しかし、それは私たちにかえってマイナスな影響を与えてしまいます。

 「How to Silence Your Irrationally Harsh Inner Critic」でこうした内なる不安の闇から抜け出すための自分への話し方があると主張するのは、99UライターJanet Choiです。

 「話し方で気持ちがそんな簡単に切り替わるの?」と疑いたくなりますが、実は、この話し方の効果は心理学者のEthan Krossによって科学的に証明されています。Krossの研究は、なにげない内なる会話が、私たちのパフォーマンス、ひいては成功のカギを握っていることを示すものだとChoiは言います。

1人称で話すのをやめる

 Choiによると、この話し方のポイントは、一人称で話すことをやめることです。

具体的には、
・「あなた」といった2人称
・「彼・彼女」といった3人称
・自分の名前
で話すことで、「パフォーマンスを向上させ、感情や行動をうまくコントロールすることができる」のです。


  Krossのある研究では、被験者が多くの人が最も恐れている「人前で話す」という課題を与えられた。彼らは、なぜ自分が夢の仕事に就く資格があるのかを観客の前で、カメラを向けられた状態で話さなくてはいけない。しかも、準備時間をほとんど与えられず、メモも使用禁止。
 なんと、[自分と話すときに]1人称を使った人に比べ、2人称、または3人称や自分の名前を使った人の方が、スピーチの直前に落ち着いていて、スピーチの内容も良かったのだ!

1人称をやめると自然に「自分」と距離ができる

 1人称をやめることで、自分から距離を置くことができます。不安が募るとなかなかパニックしている視点から抜けられなくなってしまいますが、1人称をやめることでこのシフトが自然にできてしまいます。


  自分だけに注意を向けることをやめることができると、自分から心理的な距離を置けるようになり、よって、頭の中から抜け出すことができる。それは、芸術作品を何メートルか離れて見ることで、それに対する新しい視点を得られることと同じである。現在のマインドセット、ないしいつもの不安でびくびくしている自分と距離を置くことで、自分の思考プロセスに対する新たな視点を獲得できるのだ。つまり、批判的な自分の声を鎮めることで、必要とされていた自分の考えを巡らせる空間が与えられ、結果的により広い視点でものごとを見ることができるようになる。

「私」という呼称はマイナス思考を引き出してしまう

 Choiは、自分から距離を置いた状態で自分に語りかけることで、もっとも必要としているアドバイスやサポートを自分に与えることができると指摘します。

 自分で自分にアドバイスやサポートをするなんて少しおかしな話に思えるかもしれませんが、Choiはそれを以下のように説明します。


 「より賢い自分」の役になりきり、なぜ自分が不安や動揺を感じているのかを自分から聞き出してみよう。自分へのメッセージを書いてみたり、自分宛てにメールを送ってみたりしてもいい。
 以下の例をみてみよう。Krossの研究の被験者2人がそれぞれ、不安を抱いている直近のイベントへの気持ちを綴った文章を比べてみたい。

被験者1:
「面接で失敗して仕事をもらえないことを恐れている。私はいつもなんらかの方法で失敗する。面接になると、いつもとても緊張してしまい、何を言っていいか分からなくなる。結局、私の不安と緊張ができの悪いインタビューにつながり、それがまた不安と緊張につながるという無限ループにはまってしまう。面接に受かって仕事がもらえたとしても、面接に対する恐怖心は消えないと思う。」

それに対する被験者2:
「絶対できるよ、[被験者の名前]!◯◯の退職パーティーをうまくコーディネートできるさ。◯◯は正直あまり好かれていないけど、参加者もきっと集まる。
 スピーチで何を言うかもきっと思いつくよ。彼の良いところを他の誰かにも話してもらえばいいのさ。パーティーも予算内に抑えることができるよ。[被験者の名前]ならきっとできる!みんなが食事と飲み物代を払ってくれるだろうし、プレゼントにもみんなお金を出してくれるさ。◯◯にとって良い思い出になるような退職パーティーにきっとできる。」

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