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“モラハラ”を疑う前に自分の思いを口にしてみよう【後編】

2015年6月25日

家庭環境の違うご主人からモラハラを受けていると感じたSさんのケース

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 決断力があって男らしいご主人に惹かれて結婚をしたSさん。仕事を辞めて家事や育児に専念したが、ご主人が家事や育児に協力することはなかった。しかし、世論でクローズアップされているイクメンの定義なるものを読んで驚いた。それは、夫の行動には皆無のもの…。どうして、家事や育児をやってくれないんだろう? 子供や私のことをどう思っているんだろう? どうして、全て独断で決めてしまうんだろう? 甲状腺の病気も治療中だったSさんは、独自判断である答えに到達した前回。その後の展開はいかに?

*   *   *   *   *   *

 ある日のカウンセリングで、Sさんはとても興奮した状態で話し始めた。

Sさん「夫が全て決めるのは、モラハラだと思うんです。言いたいことは言えないし」

カウンセラー「言いたいことが言えないんですね・・・」

Sさん「言えない、言えるわけがない!」

 Sさんは、怒りを込めた様子で言った。

 その事件が起きたのは休日のことだったらしい。子供のものを買いにショッピングセンターに行った時のこと、Sさんは自身で買いたいものがあり、ご主人に少しの間、子供を見ていてもらうようにお願いをしたらしい。イクメンの記事を読んだりした後で、夫への少しの期待があったようだ。

Sさん「私、買いたいものがあるから、ちょっとこの子を見ていて・・・」

ご主人「何で、俺が? 子供の世話はお前の仕事じゃねえのかよ」

 Sさんは、とても勇気を出して初めてお願いをしたのに、ご主人は受け入れてくれなかった。それに公共の場で、とても乱暴な言葉で言い返されたことに、Sさんは大きなショックを受けた。

 このことを機に、Sさんはご主人からモラルハラスメント受けていると思い込むようになって行ったようだ。

 甲状腺の病気を治療中だったSさんは、精神的負荷もかかり症状がひどくなった。症状の一つであるイライラが増すことは、病気のせいなのか、ご主人の言動のせいなのか、わからなくなり、さらにイライラする状態に陥っていたようだ。

 家族療法の資格も持つカウンセラーは、Sさんの不安定な状態を危惧し、ご主人にもカウンセリングに来てもらうよう提案した。

 Sさんは二人一緒のカウンセリングには抵抗があったので、ご主人だけのカウンセリングが実施された。

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太田由紀子
太田由紀子
産業カウンセラー。出版社、放送局勤務後、産業カウンセラーの資格を取得。傾聴でカウンセリングを行う。メンタルクリニックの運営にも携わっている。日経ビジネ スオンライン「メンタルリスク最前線」コラム執筆。日経ビジネスムック『課長塾 部下育成の流儀』にも登場。現在は音楽療法も勉強中。
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