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“モラハラ”を疑う前に自分の思いを口にしてみよう【前編】

2015年6月24日

家庭環境の違うご主人からモラハラを受けていると感じたSさんのケース

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 「心が疲れた」と感じることは、誰にでもあることです。ただ、その度合いや“症状”は人によって違います。解決のためには、時には「相談」することも有効です。
 この連載(スマホはこちら)では、産業カウンセラーが実際に受けた相談から実際の事例を紹介し、働く女性のメンタルヘルスを考えます。今回は、Sさんの事例を紹介します。

*   *   *   *   *   *

 相談に訪れたSさんは、20代後半の女性。夫と3歳の男の子の3人暮らし。綺麗に切りそろえられたボブスタイルで、季節に合った上品なブラウスとスカーフが似合う優雅な印象の女性だった。

 Sさんは、少しイライラした様子で話し始めた。

Sさん「私、モラハラにあっています」

カウンセラー「モラルハラスメント被害にあっていると思われるんですね」

Sさん「はい・・・夫からです」

 Sさんは、大学卒業後、IT企業に就職。社内恋愛でご主人と結婚した。仕事が好きで、結婚後も続けたかったが、妊娠しつわりがひどかったことで、ご主人から退職を勧められ、退職を選んだ。本当は仕事を辞めたくなかったが、ご主人に従ったそうだ。

 妊娠中、体調が思わしくなかったSさんは、実家のある地方都市に帰省し出産した。

 Sさんの実家は、父親が会社経営をしていて地元では名家だった。父親は3姉妹を溺愛していたので、なに不自由なく愛に包まれ育った。

 Sさんは3姉妹の次女だった。中学、高校共にミッション系の女子校で、大学も女子大だったので、父親や先生以外の男性と接する機会があまりなかった。母親も同じように女子校育ちだったので、上品で優しい思いやりのある女性になるよう育てられた。

 男性との付き合い方など教わる機会はなく、家庭の中で男性のことに触れる機会は、父親以外ほとんどなかったようだ。

 一方、ご主人の家庭は、関東で古くから続いた職人一家だった。

 ご主人は、男だけの3兄弟の長男。家族の中で女性は母親だけで、Sさんの家とは正反対の環境だったと言える。

 「男らしく」「自分に自信を持って意見ははっきり言え」「勝負には勝て」と、江戸っ子気質の父親に言われ育ったご主人だったが、家は継がず、会社員となったため、実家へ負い目が少しあるかもしれないと、Sさんは話していた。

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太田由紀子
太田由紀子
産業カウンセラー。出版社、放送局勤務後、産業カウンセラーの資格を取得。傾聴でカウンセリングを行う。メンタルクリニックの運営にも携わっている。日経ビジネ スオンライン「メンタルリスク最前線」コラム執筆。日経ビジネスムック『課長塾 部下育成の流儀』にも登場。現在は音楽療法も勉強中。
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