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WOMAN EXPO TOKYO 2015

【イベント報告】池上彰さんが伝授! 働く女性必須の“教養力”の磨き方

2015年6月9日

「教養」はなぜ大切か。ネットを情報源にすることの落とし穴

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 ワーキングウーマンを対象とした国内最大級のイベント「WOMAN EXPO TOKYO 2015」が、5月23日~24日に東京ミッドタウンで開催された。働く女性が活躍できる環境づくりを応援する「日経ウーマノミクス・プロジェクト」の一環として行われたこのエキスポでは、豪華出演者が次々と登壇し、約1万人の女性たちが聴講した。

 プログラムの一つ、トークセッション「池上彰さんが伝授! 働く女性のための“教養力”の磨き方」では、フリーキャスターの草野満代さんが池上流の教養力の極意に迫った。

 トークセッションは、池上さんの次のような話から始まった。

 「教養(リベラルアーツ)」という言葉への関心度が高まっています。

 新入社員の教養のなさが取り沙汰され、高学歴者による犯罪が目立ちはじめたのは、大学の授業から「教養科目」が姿を消して以降のことではないでしょうか。実用的ですぐに役立つ専門領域の学びを、偏重しすぎたためではないでしょうか。そんな憂慮もあり、近年になって見直されているのが「教養」なのです。

■時代が変わっても色あせない「知の基盤」を

草野 2012年から、東京工業大学のリベラルアーツセンターで教授を務めていらっしゃいますね。学生たちが教養を身につけることには、どのような意義があるのでしょうか。

池上 いつ役に立つか分からない教養よりも、社会に出て早々に活用できる能力を身につけるほうが、合理的だと思われるかも知れません。しかし、「すぐに役に立つもの」というのは「すぐに役に立たなくなるもの」です。

 以前、マサチューセッツ工科大学に取材に行きました。世界最先端の技術を教えることに注力していると思いきや、違いましたね。技術は日々革新され、4年も経てば古くなる。だから知識力ではなく、最先端を走り続けるための教養を培うべきだと、大学は考えていたのです。

草野 なるほど。何十年後もその人を支える「知の基盤」こそ、価値があるというわけですね。

■バイアスをかけずに情報と向き合う「複眼的思考」

池上彰(いけがみ・あきら)
1950年、長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。05年にNHKを退局後は、フリージャーナリストとして活躍。12年より東京工業大学リベラルアーツセンター教授に就任、理系の大学生に教養を教える。

池上 教養力を磨く上で大切なのが、ものごとを立体的に捉える「複眼的思考」です。

草野 池上さんは、国際情勢や歴史的背景などの幅広い知識を交えながら、多角的にニュース解説をされています。複眼的思考で情報と対峙しているからこそ、できることなのでしょうね。ちなみに、今注目されている国際的な動きはありますか?

池上 最近、イスラム国のニュースを目にすることが少なくなりました。しかし決して問題が解決したわけではなく、『CNN』や『BBC』では今も大きな話題です。多くの日本人に「もう大丈夫なのだろう」という正常化バイアスが働いて、“見たくないものを見ないだけ”になっているのではないかと懸念しています。

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