このコラムでは、『Oggi』『CanCam』『GINGER』『Domani』『美的』『VERY』『mina』『MORE』『Ray』など数々の女性ファッション誌でヘアメイクを担当する神戸春美さんに、メイクの基本や応用テクニック、超カンタンにできるヘアアレンジ法などを教えてもらいます♪
こんにちは。「ときめきヘアメイク」の神戸春美です(連載トップページ:スマートフォンはこちら、パソコンはこちら)。
今月は4回に渡って読者の方にご登場いただき、ヘア&メイクについてのお悩みの解決方法をアドバイスします。
今回は一人目の読者の方のメイクをチェック! 読者の方がいつもお使いのコスメを使った、いつもと違うメイクをレクチャーします。
☆お悩み読者さん☆
お仕事は教育系情報誌の編集。社内ではカジュアルなスタイルだが、企業に取材へ行くときなどはジャケットを着用するそう。
○童顔で年齢より幼く見える
○メイクをしても変わり映えしない
○スーツに似合うきちんと見えるメイクが分からない
仕事を任されることが多くなり、取材に出かける際はスーツやジャケットを着るという沖仲さん。なりたい顔や目ざしたい女性像を伺うと、「仕事ができ、信頼して任せられるしっかりとした女性」という回答が。お悩みにあるように、かわいらしい印象の顔立ちのため年齢より下に見られることが多いそう。幼く見られることは仕事面ではマイナスになることもあるので、年相応に見え、信頼できる女性に見えるメイクが知りたい、というのが沖仲さんの希望です。
日ごろのメイクは、ベースメイクのあと、眉を描き、アイライン、アイシャドウ、マスカラでアイメイクをしたら、チークを入れ、口紅で仕上げているそう。メイクに関する具体的な悩みは、アイシャドウとアイラインの色の組み合わせが分からず、いつも同じようなメイクになってしまうことと、ビューラーが上手にかけられずまつ毛がきちんと上がらないこと。
○きちんと感を出すには締め色シャドウをしっかり入れること
○眉頭を描き足し、眉間を狭めること
○肌をマットにすると老けるのでツヤ肌に仕上げること
○チークは逆三角形に入れ頬を引き上げること
○口紅はブラシできちんと塗ること
沖仲さんの求める「しっかりとした女性」というイメージは、締めるところをきっちりと締めることで生まれます。一番のポイントとなるのは目元。アイシャドウの締め色を効かすことや、インサイドラインでまつ毛のキワを埋めることで、意思を感じさせる目元が出来上がりますよ。
眉間が開いていると幼さを感じさせるので、眉頭を描き足して狭めること、チークは丸くふんわり入れるのではなく、頬を引き上げるように逆三角形を描いていれること、口紅はブラシできちんと塗ることも、大人の女性らしさにつながります。ポイントメイクで締めどころを作るので、ベースメイクはツヤを感じさせる仕上がりが◎。これで肌までマットにしてしまうと、大人顔から老け顔になってしまうので注意して!
あとは丁寧にメイクをしていれば、それだけできちんと感や信頼感は出るものなので、あまり決まりごとにとらわれずにその日の服や気分に合わせて色合わせを楽しみましょう!