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朝型勤務を成功させる「ひとり種まき」とは?

2015年6月5日

一日の計は朝の使い方にあり。本格始業前過ごし方がカギ!

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 こんにちは。Before 9(ビフォア・ナイン)プロジェクト主宰/CONECTA代表、池田千恵です。

 第9回では、嫌な人に出会ったときのネガティブな感情を、感情と思考を区別することで乗り越える方法についてご紹介しました。

 この連載で提唱する「ひとり力」とは、「自分の頭と心を定期的に棚卸し、客観的に見つめて軌道修正していく力」のこと。

 独身、既婚、家族と同居、ひとり暮らし、子育て中…。どんな状況にあっても精神的、物理的に「ひとり」の時間を作ることはできます。「ひとり力」をつけることで、ほっとしたり、リフレッシュしたり、リラックスしたり、将来のことを楽しく想像したり、今までの振り返りをしたりできるようになれば、慌ただしい毎日も、心穏やかに過ごせるようになります。本来のあなたを、あなた自身の手に取り戻すひとつの手段が「ひとり力」をつけることです。

 第10回の今回は、最近話題となっている「朝型勤務」についてお伝えします。なぜ「ひとり力(ヂカラ)」の連載で朝型勤務なの? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は大いに関係があるのです。

 朝は効率化に役立つ時間と言われていますが、せっかく朝早く出社しても、朝イチですべき仕事を間違えると、ただの労働時間延長につながりかねません。ポイントは、朝を「種まき時間」、つまり、ひとりでじっくり考える時間に充てることなのです。

霞ヶ関や大手企業が「朝型勤務」採用へ

 昨年5月に伊藤忠商事が先駆けてスタートさせて以来、朝型勤務が話題となっています。安倍政権も「夏の生活スタイル変革」(朝型勤務と早期退庁の勧奨)を提唱し、7月、8月より国家公務員の朝型勤務が実施されることになりました。市や企業でも、続々と朝型勤務をスタートする動きがみられ、埼玉県富士見市でも、5月11日より8月末まで試験的に実施されるそうです。また、トヨタ自動車グループの部品大手デンソーも、本社社員対象に7月1日より始業を1時間早めるとのこと。

 内閣官房が発表している「夏の生活スタイル変革」(朝型勤務と早期退庁の勧奨)概要によると、朝型勤務によるワークライフバランスの重視、業務の効率化、職員の士気向上による国民への行政サービスの維持・向上を目指しているそうです。

 まだ実施企業は少ないため、このコラムを読んでいる皆さんにはあまり関係がないと思われるかもしれませんが、ちょうど早起きが気持ち良くなる季節、普段より少し早起きして、仕事の準備をする習慣をつけてはいかがでしょうか。早朝勤務対象企業にお勤めの方にも、そうでない方にも役立つ、朝の「仕事脳」の使い方についてお話します。

“朝型勤務”を“ただのタイムシフトにしない”方法

 一説では、朝の2時間は夜の5時間に匹敵するとも言われています。夜の2.5倍のパワーがある早朝を有効活用できれば、24時間が100時間にもなる成果を出すことにつながります。また、始業時間が早まれば終業時間も早まることが期待され、家族団らんや趣味や勉強の時間を捻出できることも期待できます。さらに、早寝早起きの習慣がつき、社員の健康にも役立つ可能性があるのです。

 しかしながら、朝早く出社するだけではただのタイムシフト。普段から残業を習慣としている人にとっては、始業が早くなっただけ仕事にあてる時間が増えた! と思ってしまう人もいるでしょう。それでは何の意味もありません。生産性を向上させ残業を減らすという本来の目的を実現させるためには、職員/社員の自己管理や、時間に対してのシビアな意識、働き方の意識改革など、様々な方策が必要となってきます。具体的には、次のような方策を考えていかなければ、絵に描いた餅になってしまいます。

 朝型勤務をスムーズに実現するために着手すべき項目としては、大きく次の4つがあり、これらを同時に進めていく必要があります。

● 朝すべきこと/すべきでないことの仕分け

● 業務効率化のための情報共有の仕組み整備

● 経営層の社内外のコミュニケーション戦略・方針の整備

● 社員へのインセンティブの仕組み整備

 このように、朝型勤務は単なる時間シフトではなく、気軽に実施しようと思うとヤケドしてしまうような、全社挙げての戦略施策として腰を据えて取り組むべきことなのです。なかでも「朝すべきこと/すべきでないことの仕分け」が最も重要です。気をつけるべきポイントは、早朝出社でできた時間を「種まき」の時間、つまり、普段忙しくしているとおろそかにしがちなことに充てる時間とすると決め、ルールを徹底させることです。

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Profile
池田千恵
池田千恵(いけだ ちえ)
Before 9(ビフォア・ナイン)プロジェクト主宰/ CONECTA代表。
図を活用した思考整理/情報発信/時間管理/目標達成手法を著書や講演、企業研修などで伝えるかたわら、朝9時までの時間を有効活用するための早朝セミナー「Before 9プロジェクト」を2008年より開催。ベストセラーとなった『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)は、朝4時に起きる「ヨジラー」急増のきっかけとなる。『「ひとり時間」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)、『朝活手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など時間管理に関する著書多数。 http://ikedachie.com/
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