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「男は年収」の婚活事情に物申したい

2015年4月16日

お相手の年収を200万円ほど下げて探してみてはどうか

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 内閣府が2014年に公表した「家族と地域における子育てに関する意識調査」を見てみますと、未婚男性が考える「若い世代で未婚・晩婚が増えている理由」は、2位に11ポイント近くの差をつけて、「経済的に余裕がないから」が54.8%で1位となっております。

 さらに、やはり内閣府が20代、30代の男女を対象に調査し2010年にまとめた「結婚・家族形成に関する調査報告書」によると、年収が300万円未満の男性回答者の既婚率は8.7%。これが100万円上がり、300万円以上400万円未満となると25.7%に急増します。

 お金を持っていない男性ほど、結婚できていない。これには女性側の願望もあるのでございましょう。わが家に集まる婚活女性たちも、お相手に望む年収を「600万円以上」と掲げて婚活に励んでおります。

 そして毎回、嘆いております。

 「良い人がいない。まったくいない」と。

 そこで、提案してみました。

 ここはひとつ、お相手の年収を200万円ほど下げて探してみてはどうか、そうすれば、素敵な人も話の合う人もいるのではないかと。

 しかし、彼女たちはなかなか首を縦には振りません。

 年収600万円以上には根拠があり、妊娠、出産、育児の際には仕事をもてなくなるので、妻子を何年か一人で養い、子どもに習い事などもさせることができて、将来に向けて保険を払い、家や車のローンなどを払えるぎりぎりのラインが600万円なのだそうです。

お相手の年収を200万円ほど下げてみては?

 地域差はあるにせよ、都内で生活する相場観としてはわからないでもありません。

 でも「現在の年収」という不確かなものでの足切りは「大いなる機会損失」なのではと、どうしても思ってしまいます。私が経済的に安定した結婚をしたことがないからでしょうか。

 1回目の夫は波乱のベンチャー経営者で、年収は常に仕手株レベルに変動。景気動向に合わせて半年タームでお引っ越し。

 それこそ、公団からタワーマンションまで同棲、結婚生活3年間で引っ越し回数5回と、夜逃げのごとし。年収同様、住居も一向に定まりませんでした。

 今の夫は結婚する前からダンサーで、実家にて月1万円で生活していた「年収という概念すらなかった」人。健康保険証ももっていなければ年金も払っておらず、もっていたカードはTSUTAYAのみ。

 結婚して次女が生まれるまでの5年間は私が大黒柱でした。その私も会社の借金に連帯保証をしている零細企業の社長であり、リーマンショックのときなど年収0円。

 大型ローンが組める結婚生活など、自慢じゃないけど一度もしたことがありません。自分の再来年の年収もまったく読めませんし、二人の子持ち、年齢42歳なのに、不安定感抜群です!

 ま、私のケースは「安心と安全を求める」婚活女性たちの参考にならないのは百も承知なのですが、最近ではカタギの勤め人も似たようなものなのではないかと思うのは、不安定な私の希望的観測でしょうか。

 でも、年功序列はとっくに崩壊しているし、そもそも絶対に倒産しない会社はないし、大手企業の社長であっても外資に買われてリストラされる、そんな時代です。

 守られている印象のある公務員ですら、知事や市区町村長、それに政府が変われば年収○○%削減とかあるわけですから、お相手の「現在の年収」って、今や時価

 そこにいったいなんの保証があるのだろうかと思ってしまうわけです。

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Profile
川崎貴子
川崎貴子(かわさき たかこ)
1972年生まれ。埼玉県出身。1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社、株式会社ジョヤンテを設立。女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を展開。女性誌での執筆や講演多数。著書に『上司の頭はまる見え。』(サンマーク出版)。2014年より株式会社ninoya取締役を兼任し、ブログ「酒と泪と女と女」を執筆、婚活結社「魔女のサバト」を主宰。女性の表と裏を知り尽くし、フォローしてきた女性は1万人以上。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。10歳と3歳の娘をもつワーキングマザーでもある。現在、日経ウーマンオンラインにて連載されている「二村ヒトシと川崎貴子の恋と××」が話題に。
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