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【漫画】春はもうすぐそこ?――安野モヨコ作・オチビサン

2015年2月23日

オチビサン歳時記・第十二回「つくし」

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北国はまだ雪のなかですが、

南の方からだんだんと春が近づいています。

豆粒町では、その足音にいち早く気づいている人がいるみたい。

オチビサン、赤いシャベルを手に、何をさがしているのでしょう?

Ochibi (C) Moyoco Anno / Cork

 枯草の中に、やや緑がかったつくしの頭を見つけると、大人でもうれしいもの。つくしは、その愛らしさから、「つくしんぼう」などと呼ばれ、昔から人々に親しまれてきました。古くは「つくづくし」、またその姿から「筆の花」の異称ももち、俳句の世界では春の季語になっています。
 つくしは、スギナというシダ植物の胞子茎。帽子の部分を開いて胞子を飛ばします。スギナは、地下茎をのばして旺盛にしげるので、農家にとってはやっかいな雑草。それでもつくしが愛されるのは、待ち遠しかった春を告げてくれるからなのでしょう。源氏物語の『早蕨』の巻には、家族を亡くした宇治の中君のもとへ、父の師から蕨とともに、初物のつくしが届けられる場面があります。籠に盛られた春の野草は、沈んでいた中君の心にどのように響いたことでしょう。
 つくしは、山菜としても人気があります。天ぷらや佃煮など春の苦みを楽しみに、つくしを摘む人も少なくありません。そして子どもたちは、つくしの頭を節から抜き取り、元のように袴に差し入れて、切れ目を当てる遊びを楽しみます。
 おじいの言う通り、春はそこまで来ています。オチビサンがつくしを見つけて小躍りする日も、まもなくでしょう。

文/かなだたえ

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Profile
安野モヨコ
安野モヨコ
1989年「別冊フレンド」でデビュー。 『ハッピー・マニア』『さくらん』『働きマン』など、ドラマ化・映画化したヒット作多数。『シュガシュガルーン』では第29回講談社漫画賞を受賞。『オチビサン』は「AERA」で、『鼻下長紳士回顧録』を「FEEL YOUNG」で連載中。
公式サイト:http://annomoyoco.com/
Facebook:Facebook
Instagram:@moyoco_anno
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