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目からウロコの仕事ハック

会社が教育してくれる時代は終わった?!

2015年2月26日

これからの働き手は、自ら動いてメンターを探すことが大切

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本コラムでは「アイデアを実現するためのカリキュラム」の提供を目的としたブログ99Uの記事をご紹介して

いきます。仕事に関するさまざまなノウハウを取り上げた本サイトでは仕事効率化、モチベーション、失敗の対

処法、メール術、体調管理など幅広いテーマをカバー。仕事にまつわる様々なテーマを学問的な知見を交えなが

ら分かりやすく解説。常識を覆すユニークな視点で書かれた記事が魅力です。

 若い社員の間でときたま耳にするのが、「上司の教育が悪い」という愚痴。会社や上司が教育してくれることが前提であるからこそ出てくるこの不満。日本独自の雇用背景が伺えます。日本では戦前に確立された新卒採用システム-継続雇用を前提に企業が社員を教育する制度-が続いており、現在でも「上司が部下を教育する」という考え方が根強く存在します。

 一方、アメリカの状況が180度と言っていいほど違います。Sasha Vanhovenは「Mentorship as You Know It Is Dead」の中で、アメリカでもかつてあった企業の「教育モデル」が消えつつあることを指摘し、新たなメンターシップのかたちを提案しています。雇用の流動化や終身雇用制度の崩壊が叫ばれる近年の日本の状況を考えると、アメリカでの状況はそう遠い未来ではないかもしれません。

会社が教育してくれる時代は終わった

 おそらく年齢も、経験も自分より上の上司(そして、何より自分を採用した)に指導を求めるのはごく自然なことかもしれません。しかし、現在のアメリカでは、いいか悪いかは別として、それが許されなくなってきています。


 指導者は私達に新しい知識を与え、新たな人間関係を形成するきっかけを作り、本来は何年もかかって辿り着くような仕事の哲学を教え込んでくれる。しかし、企業はこういった教育モデルを採用することをやめつつある。上司が指導者の役割を担う制度は、もはや新入社員レベルの仕事やインターンシップ制度にさえ組み込まれていない。今日行われる採用の大半は「自ら行動する、自発的な人材」を求める。「あなたを手取り足取り教育しませんよ」ということだが、本質的には「あなたを教育するために費やせる時間も労力もありません」という意味なのだ。

 これはアメリカの人材の流動性に依るところが大きいようです。次々と人が入れ替わる企業の中で、社員を教育することが利益をもたらさなくなってきているのです。


 指導者の役割そのもの、そして誰がその役割を担うかが変わりつつある。平均勤続年数が4.6年(アメリカ労働統計局調べ)であるこのご時世、将来上司のポジションに就かせるために若い従業員を訓練するということはなくなった。過去の会社の教育制度は、師弟制度に近いものがあった。誰かが仕事のコツやスキルを丁寧に教えてくれたのだ。私達はいまや、「弟子」になるために雇用されているのではない、クリエイティブで多才な自立した個人であることを期待され、採用されるのである

 社員教育の役割から企業が手を引く中、若い従業員は本来あるべきリソースがなくなってしまうという不利な状況に立たされます。彼らはどのようにして成長していくべきなのでしょう?

指導者がいなくなったのではなく、これまでの指導者に繋がる回路が断たれただけ

 ここで注意すべきことは、かつての指導者的立場の人々が機能していた教育モデルがなくなってしまっただけで、指導者たりうる人々は存在するということです。そもそも企業での師弟関係は組織の中のヒエラルキーを前提にしていました。こうした固定的な階層構造を維持することが難しくなった今、従来の方法でメンターに指導を受けることが難しくなったのです。つまり、他のアプローチを通して指導者達とつながる必要があるのです。

ネットワークこそが新しいメンターのかたち


 手の届くところに教えを乞うことのできる仲間や同僚がいる状況で、必死に権威的な(自分よりも立場が上の)指導者を探し続ける必要があるのだろうか?

 この疑問を投げかけた上で、この事態を打開する糸口として著者が挙げているのが、インターネット時代におけるネットワーキングの力です。著者いわく、その中で状況に柔軟に対応し、必要なものを手に入れられるインターネット世代の長所が活かされるのです。


 インターネットが大きな役割を占めるネットワーク時代では、社会が以前にも増してフラットになっている。それは組織の形態(コンテンツ・プラットフォームを運営するMedium社、アパレル通販サイトを運営するZappos社は企業のトップを担う役職を廃止し、よりフラットな企業モデルを採用)だけでなく、個々人の関係性においても当てはまる。それは「人対人」ではなく、「人対大勢」というモデルに近い。成功について書いたあらゆる本や記事は、こぞって「ネットワーキング」の重要性を謳っているが、逆に同じ領域で活躍し、ある程度経験のある年上の人物とつながる以外は有益な関係とは言えないなどとは一言も書いていない。

 著者は、ヒエラルキーが取り払われたフラットな社会の中で、私達は様々なメンター達とつながるべきだとしています。


 専門的な知識、スキルを得たいのであれば、複数のメンターからなるネットワークを形成すべきなのである。絶対的に従うべき一人の指導者に変わって、異なる業界、経験値を持つ少数の人からそれぞれの専門的アドバイスを乞うべきだ

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