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節税メリットも!働く女性が選択肢に加えたいお金の貯め方

2015年2月10日

意外と知られていない個人型確定拠出年金。その内容と効果とは

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 こんにちは、社会保険労務士の佐佐木由美子です。会社勤めの方にとって、年末調整はすべて会社がやってくれるので、「節税」のことなど考えたことがない、という働き女子は多いはず。しかし、お金を貯めることに加えて、税金が簡単に戻ってくる方法があるとしたら、ちょっと気になりませんか? 今回は、意外と知られていない個人型確定拠出年金についてお伝えします。

確定拠出年金とは?

 「確定拠出年金」、聞いたことはあるけれど、実はよくわからない…という方は多いかもしれません。

 従来からある国民年金等の公的年金や企業年金は、「確定給付年金」と呼ばれ、国や企業が将来の年金額を約束してくれているもの。

 一方、「確定拠出年金」とは、将来もらえる年金額が自分の運用次第で変動する年金制度をいいます

 確定拠出年金を大きく分けると、企業型と個人型の2つがあり、企業型と個人型は、重複して加入することはできません。

 企業型は、労使の合意に基づき、確定拠出金制度を実施する企業の従業員が対象となるため、そもそも会社に制度がなければ加入できません。

 しかし、個人型は勤務先に厚生年金基金や確定給付企業年金等の制度がなければ、いつでも加入することができます

 また、自営業者の方も国民年金保険料の免除を受けていないなど一定の要件を満たせば、加入できます。

毎月の掛金は5000円から

 ここで、個人型確定拠出年金の仕組みについて確認してみましょう。

 運用できる商品は選択する金融機関によって異なりますが、定期預金などの元本の安全性が高い商品のほか投資信託など様々。

 掛金は、毎月5000円から、会社勤めの方は上限2万3000円まで、1000円単位で任意に決めることができます。個人型の場合、事業主が拠出することができません。

 一方、フリーランスなど自営業の方は6万8000円(国民年金基金に加入している場合や付加保険料を納付している場合は掛金と保険料と合わせて)が限度となります。

 そして、原則60歳から年金または一時金として、受け取ることができます。

■個人型、3つの節税メリット

 個人型確定拠出年金には、税制面で3つの優遇措置があります。

●メリットその1
毎月の掛金は、すべて所得控除の対象

 毎月の掛金(保険料)は、全額が所得控除の対象となります。会社勤めの方の場合、12月に年末調整をしていると思いますが、「給与所得者の保険料控除申告書」にて確定拠出年金で支払った掛金を申告することで、その全額が所得控除の対象となります。

 たとえば、毎月の掛金が2万円だった場合、24万円が控除額となります。これは、生命保険料控除と比べても優遇されていることがおわかりいただけるでしょう。保険会社が提供している個人年金保険料控除では、最高で4万円(平成24年1月以後に契約の場合)です。

●メリットその2
運用により得られた利益は非課税

 個人型確定拠出年金においては、投資信託の分配金など運用益が運用期間においてずっと非課税になります。分配金が非課税となることで、再投資による実質的な利回りが上がり、長期の複利運用で資産形成効果が高まります。

●メリットその3
受け取るときにも控除が受けられる

 個人型確定拠出年金を60歳以上で受け取る場合、一時金として受け取るときは退職所得控除が受けられます。また、年金として受け取るときは、公的年金控除を受けることができます。

 たとえば、一時金として退職所得控除が受けられるとしましょう。仮に、30年勤務していたとしたら、1500万円までの所得税が非課税となります。これは大変大きな節税効果と言えるのではないでしょうか。

 将来に備えて資産を運用しながら、こうした節税メリットが受けられることを考えると、長い目でみて非常にインパクトが大きいと言えるでしょう。

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Profile
佐佐木 由美子
佐佐木由美子(ささき・ゆみこ)
人事労務コンサルタント・社会保険労務士。中央大学大学院戦略経営研究科修了(MBA)。米国企業日本法人を退職後、社会保険労務士事務所等に勤務。2005年3月、グレース・パートナーズ社労士事務所を開設し、現在に至る。女性の雇用問題に力を注ぎ、働く女性のための情報共有サロン【サロン・ド・グレース】を主宰。著書に「採用と雇用するときの労務管理と社会保険の手続きがまるごとわかる本」をはじめ、新聞・雑誌等メディアで活躍
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