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2015年1月28日

MSD代表取締役社長 トニー・アルバレズ氏インタビュー

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 2014年3月、経済産業省の「ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれたMSD。世界140カ国以上で事業を展開する製薬会社で、米メルクの日本法人だ。2010年10月に万有製薬とシェリング・プラウが統合し、同社が誕生。女性の活躍推進を経営戦略の一つとし、人事部門にダイバーシティ推進の専門組織「ダイバーシティ&インクルージョンチーム(以下、D&Iチーム)」を設置した。代表取締役社長のトニー・アルバレズ氏は、同社のダイバーシティ推進の必要性について、以下のように語る。

(インタビュアー/麓幸子=日経BPヒット総合研究所長・執行役員、構成・文 岩井愛佳)

外資系製薬で初の「ダイバーシティ経営企業100」受賞

トニー・アルバレズ氏
MSD 代表取締役社長
1982年 米セント・ジョーンズ大学 薬学部卒業後、アップジョン(現ファイザー)に入社。MR経験の後、米国、ベネズエラ等での勤務を経て2005年にシェリング・プラウ株式会社 営業担当副社長として来日。2010年10月から現職。

――外資系製薬企業でMSDは初めて「ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれました。MSDにとってなぜダイバーシティ推進が必要なのでしょうか。

アルバレズ社長(以下、アルバレズ):どの業界も同じだと思いますが、我々の業界も競争が激しく、市場シェアを1%伸ばすのも非常に大変です。そんななか勝ち残っていくためには、お金をつぎ込めばいいのではなく、どれだけ知恵を絞るかという創造力が必要です。他社とどう差別化していくかなど、革新的なアイデアを生み出すには、様々な経験や価値観、考え方を持った人が集まり、ディスカッションやディベートをすることが求められる。ダイバーシティ推進は、これからの時代を生き抜いていくために、必要不可欠なのです。

――MSDが発足してすぐに専門組織であるD&Iチームが立ち上がっていますね。

アルバレズ:D&Iチームはこれまで、多様な人材が活躍するための体制構築と制度拡充を行ってきましたが、なかでも奏功している施策として、「Female Leaders Network(以下、FLN)」が挙げられます。これは2011年に発足したもので、女性リーダー育成やキャリア開発のサポート、ネットワーキングの支援を目的とし、社員の自主的な参加により運営されているネットワークです。

米国本社エグゼクティブ来日時のラウンドテーブル(写真左)と、セルフブランディング研修(写真右)

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Profile
麓 幸子
麓 幸子
日経BPヒット総研所長・執行役員
1962年秋田県生まれ。1984年筑波大学卒業。同年日経BP社入社。2011年12月まで5年間日経ウーマン編集長。2012年よりビズライフ局長に就任、日経ウーマンや日経ヘルスなどの媒体の発行人となる。2014年より現職。
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