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中医学の薬箱

「物忘れ」「うっかりミス」が多くなったと感じ始めた人へ 中医学的6つの処方箋

2015年1月2日

病院に行くほどではないけど気になる!「物忘れ」の対策

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病院に行くほどではないけど、つらい症状に悩む人は多くいます。

この連載では、中医学の知恵でそんな“病気一歩手前”の原因を探り、改善法をご紹介します。

第1回のテーマは「物忘れ」対策です。

【お悩み】
物忘れやうっかりミスが多くなった自分が怖い!

人の名前が出てこないのはしょっちゅう。頼まれた仕事や大切な連絡まで忘れ、このままでは周囲からの信用も失いそうです。いつも頭がボーっとしていて、集中力も続きません。考えられないミスが続く自分……このままどんどん能力が低下するの? と怖くなります。

専門家からの回答
ストレスや脳の使い過ぎで起こる
心脾両虚(しんぴりょうきょ)の状態です

脳に血が巡らず働きがダウン
中医学講師
何暁霞(ふしょうしゃ)さん
中医学講師。上海中医薬大学卒業後、同大学附属龍華医院に内科医として勤務。1992年より東京大学大学院修士課程履修、修士号を取得。2003年より日本中医薬研究会の専任講師として中医学の普及に努める。
中医学Key Word
心(しん)
主な働きは、血を全身に巡らせて、栄養を各組織や臓器に受け渡すこと。同時に精神活動もつかさどる。心が充実していると情緒が安定し、思考能力も冴える。

脾(ひ)
胃や小腸などの消化器を通じ、飲食物を消化吸収する働きを持つ。また、血をコントロールし、漏出を防ぐ働きも行う。味覚など、口の生理機能の維持にも働く。

 忘れ物やうっかりミスは誰にでもあること。しかし、それが余りにも頻繁だと、笑いごとではすまなくなってくる。物忘れに加え、言いたいことがうまく話せない、頭がボーっとする、集中力が続かない――こうした状態を総じて「健忘」という。実は健忘は高齢者特有の悩みではなく、若年層にも起こる。

 「中医学では、若年層の健忘の主な原因として『思慮過度(しりょかど)』が挙げられます。簡単に言うと、頭の使い過ぎ。長時間の頭脳労働が増えた現代は、働き盛りの世代にも健忘が起こりやすい」と中医学講師の何暁霞さん。

 「脳の酷使は、精神活動や血の循環をつかさどる『心(しん)』の働きを低下させ、脳への血の巡りを悪くする。同時に、緊張状態が続くことで胃腸の働きをつかさどる『脾』も停滞。これを『心脾両虚』と呼びます」(何さん)「心」の低下によって、記憶や思考、集中力などの能力がダウン。さらに精神不安や不眠も招くという。また、「脾」の弱まりは食欲不振や貧血、便秘や下痢などの症状として表れる。

 「脾は血の生成や統制に働くため、弱まると無月経や閉経、不正出血にもつながる」

 健忘やその他の症状は、認知症や病気まではいかないけれど、毎日の生活を困難なものにする。中医学的な解決法は?

 「神経の緊張をゆるめること、血の巡りを良くすること、胃腸を温め、いたわることです」と何さん。具体的な方法は、次ページの6つの処方箋を参考に。睡眠をとる、胃腸を冷やさないなどは、今すぐからでもできること。忘れっぽさを自覚したら、テレビもスマホも早めに切り上げて。温かいお茶を飲んで早めに寝る! と切り替えてみよう。


心脾両虚女子はこんな人!

「心」に血が巡らない
健忘
脳へ血液が巡らなくなることで、頭がボーっとしたり、言われたことをすぐに忘れる、集中力が続かないなどの健忘症状が表れる。

不安
自分を責めるのも、心が弱った印。精神的に不安定になり、うつと似た状態になる。

不眠
心の異常による精神症状の一つ。すぐ目が覚める、夢を多く見るのも不眠と考える。

動悸
心の働きの低下により動悸や脈が鈍くなるなどの症状が表れる。息切れも併発しやすい。



「脾」(消化器)が働かない
疲労
食べたものの消化吸収が悪く、エネルギー不足に陥り、疲労感や倦怠感が表れる。

貧血
胃腸での栄養吸収が不十分なために、血液もうまく生産されず、血が不足して貧血に。

生理不順
血の不足や血のコントロールの乱れにより、生理がこない、不正出血などの症状が表れる。

便秘
腸の動きが鈍くなるため、排せつにも問題が。女性は便秘、男性は下痢となって表れやすい。

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