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“DVとパワハラ”乗り越えた先に待っていたものは…

2014年12月17日

ご主人からのDV、上司からのパワハラに悩まされたYさんのケース

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 「心が疲れた」と感じることは、誰にでもあることです。ただ、その度合いや“症状”は人によって違います。解決のためには、時には「相談」することも有効です。
 この連載では、産業カウンセラーが実際に受けた相談から実際の事例を紹介し、働く女性のメンタルヘルスを考えます。
 今回は、個人でカウンセリングルームを設立、運営するカウンセラーKさんのもとで長年カウンセリングを受けているYさんの事例を紹介します。

*   *   *   *   *   *

 相談室を初めて訪れたYさんは28歳既婚で夫と2人で暮らしていた。上品なスーツが似合う、年齢よりも落ち着いた印象を受ける女性だったそうだ。

 Yさんは、とても困惑した様子で話し始めた。

Yさん「夫と別れたいんです…」

Kさん「ご主人と離婚を考えていらっしゃるんですね」

Yさん「はい、ひどい暴力を受けています」

 Yさんは大学卒業後、外資系の会社に就職。会計の仕事に従事していた。仕事はとても順調で、仕事の関係でご主人と出会い、結婚した。仕事が好きだったYさんは結婚後も仕事を続けた。

 結婚して数か月過ぎた頃から、夫の暴力が始まった。

 何かにつけ、自分のせいにされて非難され、暴力をふるう夫に耐えられなくなり、離婚を切り出すと、夫は受け入れてくれなかった。

 身の危険を感じたYさんは実家に戻り、弁護士を立て離婚の申し立てをしたそうだ。

 暴力を認めず、離婚に応じない夫と離婚するために要した時間は4年だった。

 Kさんは離婚に至る後半の頃から、Yさんのカウンセリングを実施した。離婚までの道のりのなかで、傷つき弱ったYさんを励まし、支え、共感し、自立を促し、離婚することが出来たそうだ。

 30代前半で、やっとひとりに戻れたYさんは、自分自身のため一生懸命に仕事に打ち込んだ。

 入社からずっと会計の部署で仕事に従事していたが、職場環境はあまりいいとは言えなかった。問題は女性上司だったようだ。

 Yさんの上司は、会計の部署の中にいつもいじめの対象となる社員をおいて、イライラをぶつけていた。

 ターゲットがいると、他の社員は自分にいじめの被害がないので、悪いと思いながらも、みな見て見ぬふりをしていた。それはYさんも同じだったようだ。

 また、自分に目が向かないように、上司のいじめに加担する社員もいて、部署内で社員同士の信頼関係はあまりなかったようだ。

 ある日、ターゲットだった社員が退職した。そして、次にいじめのターゲットになってしまったのがYさんだった。

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Profile
太田由紀子
太田由紀子
産業カウンセラー。出版社、放送局勤務後、産業カウンセラーの資格を取得。傾聴でカウンセリングを行う。メンタルクリニックの運営にも携わっている。日経ビジネ スオンライン「メンタルリスク最前線」コラム執筆。日経ビジネスムック『課長塾 部下育成の流儀』にも登場。現在は音楽療法も勉強中。
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