筆者:ねぇ、Sさん。今シーズンは何か新しいファッションアイテムを取り入れた?

編集者S:急に寒くなってきたので、とりあえずタータンチェックのストールを買ったばかりです。このサイト(日経WOMANオンライン)でもストールのアレンジ方法を特集していましたからね♪

筆者:チェックはこの冬、流行の柄よね。

編集者S:買い物に出かけると、キレイな色のコートやジャケット、セーターなども目につくんですけど・・・。いったい私に似合うのか!? と思ったり、懐まで寒くなりそうな気がして眺めるばかりの今日このごろ。あー、私ってさみしいオンナかも(笑)。

筆者:そんなに自虐的にならなくても(笑)。今日ご紹介するのは、ブティックに勤める20代のパリジェンヌよ。

編集者S:この連載で20代の女性は初めてですよね!? ファッションセンスも含めて、興味あります!!

筆者:彼女と知り合ったのは、かれこれ2年ほど前だけれど、特別な女性じゃないのよ。ごく普通の、でもとってもイキイキとしたエネルギーを感じられるステキなパリジェンヌです。彼女のライフスタイルと、ファッションアドバイスをご紹介しますね。

   ◇   

パリのブティックは試着が楽しい!

 パリ1区。ルーブル美術館やヴァンドーム広場に隣接するサントノーレ通りは、高級ブティックやレストランが建ち並び、パリのトレンドが感じられる華やかなエリアだ。サマンサ・ココ(Samantha COCO)さん(27歳)は、2年前から、この通り沿いにあるブティック「PAULE KA」(ポール・カ)で働いている。浅黒い肌にチャーミングな笑顔。フランス語だけでなく、世界各国から訪れる人たちを目の前にすれば、流暢な英語で接客をこなす。お店を訪れる客の年齢層も、下は20代から、上限は「なし」で、サマンサさんのセンスを頼りにしている顧客も多いという。

PAULE KAは、海外セレブにも人気のブランド。白、茶、黒をメインにシックで大人可愛いテイストが特徴だ。日本でも大手デパートを中心に店舗を展開している。

 私が初めてサマンサさんを見かけたときは、妙齢のマダムをお相手に、ピンクのサテン地のミニドレスに同系色のチュールをコーディネートしていた。背も低く、ボリュームのある体型のマダムだったが、そのドレスがとてもよく似合っていたのに驚いた(すみません、日本人だったら、年齢的にも体型的にもあり得ないコーディネートだと思ったのです。これって、私の偏見でしょうか!?)。

 「その人自身が好きだと思うものを着るのが一番! もちろん、肌や髪の色によって似合う色が決まってきますから、ポイントは外さずにアドバイスをする一方、好みも尊重して話をしながら選んでいきます。いろいろな服を試着するだけで楽しいし、似合う服に出会えた時に、笑顔にならない女性なんていないでしょう? そのお手伝いができるなんて、本当に楽しい仕事よ!」

 パリのブティックに行くと、マダムたちが何着も試着して、ああでもない、こうでもないと店員と話している姿をよく目にする。隣で試着している人(例えば筆者)を見て「あら、それは良く似合うわね」「こっちの方がいいんじゃない?」と、見知らぬ相手だというのに声をかけてくることもしばしばだ。私も最初のうちは戸惑うことも多かったが、慣れてくると結構楽しくて、日本で買い物すると味気なさすら感じるようになってきた。そんなおしゃべりすることも、パリでセンスを磨くいい機会なのかもしれない。