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人生100年時代に考える「一定期間だけ主婦になる」という人生戦略

2014年12月18日

子育てや家事でも、売りになるスキルは磨ける

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 日本人女性の平均寿命は87歳。寿命はさらに延び、これからは「女性の平均寿命が100歳になる」という説もある。実際、1980年の女性の平均寿命は79歳。34年で8歳も延びている。ますます長くなる人生を考えた時、漠然と「老後が不安」と思っていても仕方ない。どうせなら、90歳になっても、100歳になっても、楽しくて、生きがいもあって、お金にも困らない生き方をしたい! この連載でそのためのヒントを探っていこう。
 登場いただくのは、藤原和博さん。サラリーマン男性の50歳からの人生は「連山主義」でいくべきという戦略を説いた『坂の上の坂』(ポプラ社)がベストセラーとなった。「新しい生き方の実践家」でもある藤原さんに、アラフォーシングル女性の生きる道について聞いた。

●この人に聞きました
藤原和博さん

ふじはらかずひろ/1955年東京生まれ。東京大学経済学部卒業後、リクルートに入社。20代は営業として激しく働いたあと、東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。37歳から約2年間、イギリスとフランスに駐在。ヨーロッパの文化を体感し、成熟社会での生き方を考え始める。40歳で独立。47歳で杉並区立和田中学校校長に就任。「よのなか」科の授業や、保護者や地域ボランティアによる学校支援組織「地域本部」の立ち上げなど、数々の取り組みによって成果を上げる。52歳で校長を退職。現在は週に2、3回テニスをしながら、全国各地のさまざまな教育現場で教育改革に取り組んでいる。著書に『必ず食える1%の人になる方法』(東洋経済新報社)、『35歳の教科書』(幻冬舎)など多数。

――これまでのお話しの中には、これからの時代を生きていくうえでのたくさんのヒントがありました。でも同時に、「まずい、どうしよう」と不安になった人も少なくないかもしれません。一般事務、派遣事務という仕事を60歳までやり続けるのって、どうしても難しいですか?

藤原さん(以下、敬称略) 無理でしょうね。ここは「今のままの働き方を続けるのは、無理なんだ」としっかり自覚したほうがいい。前回も話したけれど、処理業務だけをいくら続けても、売りになるスキルや技能は身に付きません。スキルや技能の付く仕事に、何でもいいから異動や転職をしたほうがいいかもしれません。

――資格の勉強をするのは、どうですか?

藤原 売りになるスキルや技能というのは、資格取得の勉強をしたところで身に付かない。実際に仕事のできる場に飛び込まないとだめなんだよね。

――だけど、スキルがなければ転職できないし、異動も難しい気がします。

藤原 じゃあ、「私、定年までこの会社を絶対に辞めません」と上司に真顔で言ってみるのはどう? そう言われた上司は、「なんてことを言い出すんだ」と震え上がるかもしれません(笑)。そして、「こいつを戦力化しなきゃ」と本気で思い始めるでしょう。

 女性社員から「定年まで辞めない」と言われたら、「なんとか使える人材にしなきゃ」と会社側は思う。研修を受けさせてくれたり、異動になったりするかもしれない。

 「定年まで、絶対に辞めません」と真顔で宣言することで、会社側のモードも変わるし、自分自身のモードも変わる。「この会社でやっていく」と本気で思えば、考え方や仕事への姿勢、行動が自ずと変化するはずです。ようは「覚悟」の問題なんです。

 「いつまでこの仕事を続けるかわからないし」と思いながらも「将来が不安」と言ってるのでは、だめ。「派遣社員の立場だから、不安」という人だって、思ってるだけじゃなくて、抜け出すための行動を具体的にしていかないと。

――派遣社員から正社員になることだって、ありますよね。周りを見ているかぎりでは、与えられた仕事をするのはもちろん、周囲の人の仕事がしやすくなるように、自分にできることを惜しまずやっている人は、「正社員にならない?」と会社側から声がかかることが多い。「派遣社員だから、ここまでやればいんでしょ」と線引きすることなく、仕事をしているからでしょうかね。

藤原 仕事へのコミットメントが高い人は、周りも評価してくれるということでしょう。いずれにしても「今の環境から抜け出したい。本気で」と思えば、行動が変わる。それにより新たな展望が少しずつ見えてくるんです。後ろの扉を閉じないと、前の扉は開かない、ということ。

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中村ヨーコ
中村ヨーコ
フリーライター。早稲田大学第二文学部卒業。就職浪人をしたのち、出版社にもぐり込む。日経ホーム出版社(現・日経BP社)にて日経ウーマンの編集に携わったのち、ウェブ会社にて転職サイト編集長などを経て、2006年よりフリー。「退職金も厚生年金もないし、老後の不安は見たくないから見ない(涙)」から「楽しい100歳の毎日を送るために、今から準備しよ~♪」に方向転換中の40代シングル。自身の経験から「結婚や子育てには、適した年齢というものがある」が持論。周囲の20代、30代女性に「婚活のすすめ」を説くのがライフワークになりつつある。
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