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60歳で花を咲かせるために40代女性が今やっておくべきこと(2/2)

2014年12月17日

ほとんどのスキル、技能は1万時間で身に付けられる

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60歳で花を咲かせるために、今できることをしていこう

藤原 例えば僕のケースで話すと、校長として「目の前の生徒の分からないことを分かるように、できないことをできるようにすること」だけを考えて5年過ごしました。1日10時間×200日×5年で1万時間。僕には教員経験はありません。リクルートから教育の現場にいきなり足を踏み入れた。それでも、100人に1人レベルの校長になったと自負しています。

 「自分はこの分野・領域で技術やスキルを身に付け、マスターになるんだ」というものを決めて、そこに1万時間を投じるんです。本気で1万時間かければ、どんなことでも、必ずあなたはマスターできます。

 例えば、今からロシア語を1万時間勉強したら、高校生のときに話していた日本語と同じレベルのロシア語が話せるようになるでしょう。今から、少額を投じて投資の勉強を真剣に1万時間やったら、1万円を1億円くらいまで持っていける個人投資家になれる可能性だってある。本気でやればね。

――そう言われたら、「できるかも」という気分になってきました。

藤原 1万時間とは、毎日6時間×5年、毎日3時間×10年です。

 平日だけでざっと計算すると、1万時間=平日8時間×5.3年です(年間の平日を235日で計算)。

 今40歳だとしても、60歳までに20年もあります。何かを始めるのに遅いということは決してありません。「これ」と決めたものに毎日4時間投じたら、ここから新たに3つのマスターレベルの分野が持てる。45歳だとしても、毎日3.5時間やれば2つ山を作れます。

――自分の好きなこと、興味のあることなら毎日3.5時間できるかもしれません。

藤原 アラフォーの人なら、すでに仕事を10~20年してきているわけだから、マスターレベルのものを1、2本は持っているはず。それを生かしながら、新しいものを掛け算していくんです。

 ただし、一般事務、営業事務、派遣事務などの仕事は、残念ながら1本目の軸にならない。技術やスキルが磨ける仕事に移るか、食い扶持をその仕事で確保しつつ、今から2、3本のマスターレベルの何かを本気で身に付けることです。

 今の自分のマスターレベルは何で、それを軸に、何を掛け合わせていくとよさそうかという視点を持って考えてみてください。できるなら、仕事を通じて2つ目の分野、3つ目の分野が持てるように、戦略的に異動していけるのがベストだけれど、なかなかそうはいかない。だとしたら、2つ目までは仕事を通じてモノにしながら、3つ目はプライベートの時間とお金を投じていくことになるよね。

 3つ目の分野は、掛け合わせたときの面積が、なるべく大きく張り出せるようなものだとベストです。

 リクルートで働いていた僕が、中学校の校長という全く異なる領域に踏み出した。「そんなの無謀だ。やめたほうがいい」と周りからも止められた。だけど勝負した分、リターンも大きくなりました。おかげさまで、今、「学校マネジメントについて語らせるなら、藤原だ」という評価をいただけるようになりました。

 僕は今、名刺を持っていないし、特別な肩書きもないんです。藤原和博という個人の名前だけで活動しています。それでも、いろいろなところから声をかけてもらえます。

 40歳でサラリーマンをやめて独立した時点で、100×100で、1万人に1人くらいの人材になっていたと思うけれど、そのままでいたら、僕の市場価値は下り坂になる一方だったでしょう。若い人がどんどん出てくれば、それに応じてこちらの商品価値も下がるからね。

 どうすれば自分の希少性を高めることができるのか。人生について戦略的に考えている人って、本当に少ない。だけど、60歳の時点でどうなっていたいのかを考えて、今できることをやっていくことは大切だと思うんですね。そうすることで、60代以降も下り坂になることなく、花を咲かせることができるはずです。女性はとくにね。

聞き手/ライター・中村ヨーコ イラスト/オゼキイサム

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Profile
中村ヨーコ
中村ヨーコ
フリーライター。早稲田大学第二文学部卒業。就職浪人をしたのち、出版社にもぐり込む。日経ホーム出版社(現・日経BP社)にて日経ウーマンの編集に携わったのち、ウェブ会社にて転職サイト編集長などを経て、2006年よりフリー。「退職金も厚生年金もないし、老後の不安は見たくないから見ない(涙)」から「楽しい100歳の毎日を送るために、今から準備しよ~♪」に方向転換中の40代シングル。自身の経験から「結婚や子育てには、適した年齢というものがある」が持論。周囲の20代、30代女性に「婚活のすすめ」を説くのがライフワークになりつつある。
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