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したたかな部下に裏切られ…

2014年12月3日

可愛がっていた部下の巧妙な手口に自身も破綻してしまったDさんのケース

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 「心が疲れた」と感じることは、誰にでもあることです。ただ、その度合いや“症状”は人によって違います。解決のためには、時には「相談」することも有効です。
 この連載では、産業カウンセラーが実際に受けた相談から実際の事例を紹介し、働く女性のメンタルヘルスを考えます。
 今回は、相談室に訪れたDさんの事例を紹介します。

*   *   *   *   *   *

 Dさんは43歳未婚で一人暮らし。ショートカットでパンツスーツが良く似合う。キャリアウーマンで颯爽と仕事をこなしている感じの女性。オフの趣味はサーフィン、自分の時間も大切にしているそうだ。

 Dさんは、落胆した様子で話し始めた。

Dさん「今思い出しても、許せなくて…」

カウンセラー「許せない方がいるんですね」

Dさん「信じていた部下に裏切られました」

 Dさんは有名大学を卒業後、外資系の輸入代理店に就職。語学が出来るDさんは、バリバリ仕事をこなし、キャリアアップしていった。

 会社が好きで、とても愛着があった。有能なDさんは、同業他社や転職の会社から多数のヘッドハンティングを受けたが、どんないい条件の会社も断り、この会社一筋で頑張ってきた。その働きを認められ、販売促進部の部長を任されたそうだ。

 Dさんの部署に異動してきたのが、部下のCさんだ。ロングヘアで女性らしい雰囲気の女性で、明るく、物おじしないCさんは、すぐに新しい部署に馴染み、部内のムードメーカーになった。指導役のDさんに全幅の信頼を寄せ、仕事を教えてもらっていた。わからないことや不安なことは全て相談するCさんのことを、Dさんも可愛がり、とてもいい部下と上司の関係が構築されていったようだ。

 Dさんの指導のもと、Cさんは販促のチームに入り働いた。販促のチームはいくつかあり、Cさんは、あまり知名度のない輸入製品の担当チームだった。毎月チームの成績が発表されていたようだが、有名輸入メーカーの商品を担当するチームがいつも成績が良く、Cさんがいるチームはなかなか成績が上がらなかった。

 CさんはいつもDさんに「有名メーカーのチームに早く入れてください」と頼んでいたが、Dさんは部長として、チームの構成は年功序列で、経験のある社員からメーカーを割り当てるから無理だと諭していた。

 「早く経験を積んで、いい成績を上げて実力を認められるよう頑張りなさい」とはっぱをかけ、Cさんのことを応援し、見守っていたそうだ。

 ある日、CさんはDさんに相談があるので時間を取って欲しいと申し出た。いつも明るくくったくないCさんと様子が違い、とても深刻な顔で言うので、Dさんは心配で、すぐに会議室で話を聞いた。

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Profile
太田由紀子
太田由紀子
産業カウンセラー。出版社、放送局勤務後、産業カウンセラーの資格を取得。傾聴でカウンセリングを行う。メンタルクリニックの運営にも携わっている。日経ビジネ スオンライン「メンタルリスク最前線」コラム執筆。日経ビジネスムック『課長塾 部下育成の流儀』にも登場。現在は音楽療法も勉強中。
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