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女性のための「医療・健康」の話

「痛み」を感じたときの対処法~ペインクリニックをご存知ですか?

2014年11月21日

痛みの原因を知り、適切な方法で処置しよう

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 こめかみのあたりが脈を打つようにズキンズキンと痛む、手指にしびれや痛みが生じる――こんなとき、あなたはどう対処しているだろうか? 時間がないなどの理由で病院には行かず、市販の薬で何とかごまかしながら日々の生活を送っている人も少なくないだろう。

 よく「女性は出産の痛みに耐えられるほど強い」といわれる。確かに多くの女性は月々の生理痛や頭痛など日常的な痛みには慣れている人は多い。しかし、順天堂大学医学部でペインクリニック講座教授を務める井関雅子さんは「女性が特に痛みに強いわけではない」と言う。

 ペインクリニックとは、耳慣れない言葉からもしれないが、痛みの治療を専門とする診療科のことだ。痛みが続くときは、こうした医療機関を受診するという選択肢があることを覚えておきたい。ここでは、2014年10月28日にファイザーとエーザイが共催したメディア向けセミナーで紹介された「女性に多い痛みとペインクリニックにおける最新治療動向」についてリポートする。

女性はむしろ痛みを感じやすい

 ペインクリニック講座教授の井関さんによると、女性は男性に比べ、生物学的に痛みを感じやすいという。

 女性は男性に比べて骨や神経を守る筋肉が少なく、高齢になると節々の痛みが出やすい。また、男性ホルモン「テストステロン」は痛みを鈍らせる働きがあるが、女性はこのホルモンの分泌が少なく、更年期後に女性ホルモン「エストロゲン」が減るとさらに痛みを感じやすくなるというのだ。

 にもかかわらず、仕事、子育て、家事などのほか、歳とともに親の介護や孫の養育なども加わり、痛みを感じても自分の体を顧みる余裕がなく、きちんと対処しないまま日々を過ごしている人が多いのが現状だ。

■女性の一生と痛み

痛みは生活や社会にも悪影響を与える

 しかし、女性の役割が増えるほど、「痛み」は生活や社会に影響を与える。たとえば若い人や中高年の女性が慢性疼痛(※1)を感じていると学業や家事、就業が難しくなり、そのためにその人自身の人生設計が変わることはもちろん、家庭を持つ女性であれば家族へ及ぼす影響も大きい。

 慢性疼痛を感じている高齢者の場合、体を動かすことが億劫になってさらに病気やケガを招いたり、うつや認知症などの疾患につながることもある。

 そこで井関氏は、「個人の痛みの緩和は人生を明るくするだけでなく、社会で健康的に活動できる人の増加につながります。そのためには痛みに対する正しい知識と対処法が必要」としたうえで、医療機関への受診を勧める。

 「痛みで怖いのは、我慢し、無理を続けて生活の質が下がってしまうこと。初期なら痛みに対する処方だけですみますが、長期の痛みの場合、心理的な問題も一緒に解決しなければいけないケースが増えます。そうなる前にぜひ病院で受診してください」(井関氏)。

※1 慢性疼痛 週2回以上の頻度、3カ月以上の継続、11段階の痛みスケールで4以上の自覚症状がある痛み

女性に多い疼痛疾患は?

 女性に多い疼痛疾患として、井関氏は次の4つを挙げる。

(1) 片頭痛:片側あるいは両側のこめかみから目のあたりにかけて、脈を打つように「ズキンズキン」と痛むのが特徴。「努力ではどうしようもない痛み」(井関氏)。

(2) 神経障害性疼痛-手根管症候群:親指から薬指の半分に痛みやしびれが生じる特徴的な症状がある。

(3) 神経障害性疼痛-乳房切除後疼痛症候群(PMPS):乳がんを摘出した後に長く残る痛みのこと。乳房や脇の下、上腕の内側にヒリヒリとした感覚や時折カミソリで切られたような鋭い痛みがある。

(4) 線維筋痛症:身体5カ所に3カ月以上続く痛みと、18カ所の圧痛点(押して強く痛みを感じる点)のうち11カ所以上に痛みがある。

 これらの症状は世界中の女性で見られるが、「中でも日本人は我慢をしてしまってなかなか医療機関で受診することが少ない」という。しかし、その我慢は、「生活の質の低下」を招くのはもちろん、「健康」にとってよくないこともある。どういうことだろうか?

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