• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

働く女性のための市販薬ガイド

病院で処方された薬と市販薬、効果は同じ?~市販薬のここが知りたい!Q&A

2015年1月21日

知っているようで知らない薬の効き方・使い方の疑問を解決!!

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

 薬に関して疑問を感じながらもそのままにしてしまっていることは意外と多い。

 そこで、日ごろよく耳にする疑問について薬剤師の堀美智子さんに聞いた。

Q1 病院でもらっていた薬と同じ成分の市販薬、効果も同じなの?

 その成分がもつ作用そのものは同じでも、市販薬と医療用医薬品では「効能・効果」や「用法・用量」が異なったり、「使用上の注意」の表記が違うことはよくある。

 医師の処方せんに基づいて用いられる医療用医薬品の説明書(添付文書)の場合、専門用語が多く、それを一般の人が見ても理解するのは困難だ。そのため、市販薬ではわかりやすい言葉で書かれている。

 市販薬の使用上の注意は、消費者が医師・薬剤師に相談することを前提に、詳細が省かれている。説明書を読んでも、すべてのリスクがわかるわけではないが、その薬を使用するにあたって必要な情報が記載されているので、必ず目を通すようにしてほしい。持病がある人は薬剤師に相談しよう。

 用法・用量に関しては、医療用より少なく設定されているものもあるが、最近では医療用と同量の成分を含む市販薬も増えている。「市販薬は弱そうだから多めにのもう」などと考えないこと。

Q2 友達が「すごく効く」という薬が私には効かないのはなぜ?

 同じ薬をのんでも作用が強く出る人と、そうでない人がいるのは確か。これは、薬を使う人の体格や薬に関する感受性、肝臓の代謝力(解毒力)の強さなどが関係していると考えられている。一般的には解毒力が強いほど薬の効果が得られにくい。

 例えばイブプロフェンという解熱鎮痛成分は、月経痛やのどの痛みなどに使われることが多いが、十分な効果が得られないノンレスポンダーと呼ばれる人もいる。違う製品名でも、同じイブプロフェンを主成分にした薬なら、同様に効果は得られない。ほかの成分を試してみよう。

Q3 点眼薬の正しい使い方がよくわからない

 点眼薬(目薬)を内服薬などよりも気軽に回数を気にせず使う人が少なくないが、ほかの薬同様、用法・用量を守り、使いすぎないようにすることが大切だ。

 防腐剤入りの点眼薬はもちろん、防腐剤無添加の薬でも、使いすぎると目の表面を覆う涙の層を破壊したり、角膜を傷めることがある。

 点眼するときはまず手を洗って清潔にし、指で下まぶたを軽く引き下げ、もう一方の手で1滴落とす。点眼薬の1滴は40μl〜50μlであるのに対し、目に入る量は30μl程度なので1滴で十分。たくさん点眼しても溢れてしまう。

 点眼後に目をパチパチすると薬が鼻のほうへ流れてしまう。数秒間、目頭を軽く押さえるか目を閉じて薬を目に行き渡らせよう。

目薬を上手に差すコツ

Q4 胃の痛みに解熱鎮痛薬を使わない方がいい?

 胃の痛みに解熱鎮痛薬を使うことはしない。痛みが起こる仕組みが頭痛などとは異なるため、効果が期待できないばかりか、副作用で胃粘膜を傷めるデメリットもあるからだ。

 解熱鎮痛薬は、痛みを強く感じさせるプロスタグランジンという物質を合成する「シクロオキシゲナーゼ(COX)」という酵素の働きをブロックすることで鎮痛効果を発揮する。

 ところが、COXには炎症などの問題のあるときに出てくるもの以外に、普段から作用して、胃粘膜保護作用をもつプロスタグランジンを合成しているものもある。市販薬の解熱鎮痛薬はこれらを区別せず、どちらのCOXもブロックする。そのため副作用として胃痛を起こすことがある。

 胃腸の痛みは副交感神経が過剰に刺激され、けいれん性の動きが生じることなどによって起こる。そのため胃腸の過剰な運動を抑える鎮痛鎮痙薬が有効だ。胃痛は胃酸過多で起こることも多いので、その場合は胃酸分泌を抑える薬や、出すぎた胃酸を中和する成分の入った胃腸薬を使う方が理にかなっている。

Q5 使っているうちに慣れが生じる薬ってあるの?

 便秘薬に配合されている大腸刺激成分は長期間連用すると慣れが生じて、規定量では効果が出にくくなることが知られている。一過性の便秘で短期間用いるだけなら問題ないが、食事の内容や生活習慣などを見直し、薬だけに頼りすぎないように注意しよう。

 もう一つは点眼薬や点鼻薬に配合されている血管収縮薬。交感神経を刺激して血管をキュッと縮ませ、結膜(白目)の充血をとったり鼻づまりを緩和する。

 即効性があるので好んで使う人が少なくない。説明書にある用量を守って使えばまず問題になることはないが、頻繁に使用すると充血や鼻づまりがひどくなることがある。症状がつらいときだけの使用にとどめよう。

病院で処方された薬と市販薬、効果は同じ?~市販薬のここが知りたい!Q&Aの目次

働く女性のための市販薬ガイド TOPに戻る

働く女性のための市販薬ガイド MENU

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

コラムのバックナンバー

関連キーワードから記事を探す
カラダの悩み・病気健康知識

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 10月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 10月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 9月号

一生お金に困らない!お金がどんどん増える本 ミニサイズ新装版

まんがで分かる!やせる食べ方

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ