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パワハラとセクハラのW被害に

2014年10月8日

嫌な噂話ばかりする男性社員とそれをかばう上司に悩むBさんのケース

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 「心が疲れた」と感じることは、誰にでもあることです。ただ、その度合いや“症状”は人によって違います。解決のためには、時には「相談」することも有効です。
 この連載では、産業カウンセラーが実際に受けた相談から実際の事例を紹介し、働く女性のメンタルヘルスを考えます。
 今回は企業の相談窓口勤務のカウンセラーMさんの事例を紹介します。

*   *   *   *   *   *

 相談に訪れたBさんは、38歳の独身女性。一人っ子で母親と二人で暮らしている。趣味で茶道をたしなむ、古風で落ち着いた雰囲気の女性だ。

 相談室を訪れたBさんは、疲れ切った様子だった。

Bさん「昨日は一睡も出来ませんでした」

Mさん「眠れないほど何か悩んでいらっしゃるんですね」

Bさん「なんで私がこんな目に合うのか……」

 Bさんは怒りでいっぱいの様子で、話し始めたそうだ。

 Bさんは大手建設会社の総務部に勤務していた。

 総務部は社内の人間関係がとても大切な部署だと言うことを認識していたので、所属部署だけでなく、他部署の社員との協調性も重んじていたそうだ。

 とてもストレスを感じるようになったのは1年ほど前からで、大きな原因は営業部社員Aさんの存在のようだった。

 Aさんは、3年前に関西から異動してきた男性だそうだ。Bさん勤務の建設会社の事務所では、総務部と営業部は隣合せていたので、すぐ近くの席だったらしい。

 Aさんは、40代後半で関西出身。大学ではラグビー部所属していた体格のいい男性で、いつも大声で話し、軽いノリで冗談ばかり言っていた。

 Bさんは、隣の部署で大声で軽口をたたくAさんの存在が嫌だった。関東の出身で関西弁になじみのないBさんにとって、関西弁はとても荒々しく粗野に思え、恐怖感さえ持っていた。

 そして、Bさんが嫌悪感を抱いたのは、Aさんの話の内容だった。

 Aさんは外回りの営業から帰社すると、毎日大声で仕事先の噂話をしたそうだ。

 取引先の担当者がいかに出来が悪いかを、おもしろおかしく物まねをしながら馬鹿にして、周囲の社員達に話していたらしい。

 Bさんは、聞きたくなくても聞こえてしまう噂話を、いつも嫌な気分で聞いていた。

 特に嫌だったのは、Aさんが取引先の女性社員のことをランク付けし、品定めしながら話すことだった。

 そして、理解できなかったのは、Aさんの話を営業部の女性社員達が、ゲラゲラ笑って聞いていることだった。

 Bさんは、エスカレートしていくAさんの言動を個人的にも、総務部の立場としても許してはならないと思ったが、年上の先輩社員に注意をすることは出来ず、上司に相談することにした。

 日頃から常識があると信頼していた上司の返答は意外なものだった。

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Profile
太田由紀子
太田由紀子
産業カウンセラー。出版社、放送局勤務後、産業カウンセラーの資格を取得。傾聴でカウンセリングを行う。メンタルクリニックの運営にも携わっている。日経ビジネ スオンライン「メンタルリスク最前線」コラム執筆。日経ビジネスムック『課長塾 部下育成の流儀』にも登場。現在は音楽療法も勉強中。
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