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結婚を信じない35歳フランス人女性の場合

2014年9月24日

結婚するかしないかは、私と彼とが決めること

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編集者S:ねえねえ、オランド仏大統領のニュース見ました?

 「元ファーストレディが暴露本を出版!」(タイトルは「Merci pour ce moment(このひとときをありがとう)」初版20万部 9月4日発売)

 著者は、オランド大統領の元パートナーでジャーナリストのバレリー・トリルベレールさん(49歳)。今年1月、オランド大統領と女優ジュリー・ガイエさんとの不倫関係が発覚したのを受けて、大統領との事実婚関係を解消した女性ですよね。しかも、その発覚の仕方がまたフランスの男性らしいというか!?(笑)。大統領がヘルメットをかぶって、スクーターの後ろにまたがり、エリゼ宮(大統領府)から彼女のもとに駆け付ける写真をスクープされてしまったのですから。この暴露本によると、大統領自ら、その事実をトリルベレールさんに伝え、当時、トリルベレールさんとの間には正式に結婚する話も進んでいたのに、ドタキャンしてきたとか。

 確かに2人の関係は「事実婚」だったから、“不倫”という言い方はちょっと違和感があるかもしれないけれど、正式な結婚の話まで出ていたとしたら、大統領はひどすぎるわ!

筆者:いくら法律上は「独身」だとしても、暴露本に書いてあることが事実だとしたら、ひどい話よね。フランスでは事実婚は珍しいことではないけれど、でも、お互いを信じ合うことで成立しているのも、また事実婚の真実。オランド大統領は、これまでもパートナーに選んだ女性たちと事実婚を繰り返してきています。トリルベレールさんの前は、サルコジ前大統領と大統領選で争った政治家のセゴレーヌ・ロワイヤルさんで、彼女との間には子どももいます。そして今回のお相手が、女優のガイエさん。

編集者S:何だか才色兼備の素晴らしい女性ばかりですね!

筆者:そうなのよ! 去年、オランド大統領が訪日の際に、事実婚のバレリーさんをファーストレディとして扱うか否かで、日本ではちょっとした物議を醸したのよね。結局、正式なパートナーとして国賓扱いすることになったけれど。

編集者S:日本人の常識とか、生き方から考えると、国のトップに立つ人が事実婚という形をとり、しかも幾度となくパートナーを変えること自体、理解しづらいでしょう。けれども、大統領としての仕事と、プライベートは関係ない、というのがフランス人の考え方なんですよね。

筆者:こうした問題で、大統領退任を迫られたりすることもないものね。 今回、紹介する女性も事実婚を選んだ1人よ。カリン・ガルニエ(Karine Garnier)さん(35歳)。パートナーとの間に3歳の男の子がいます。彼女は「結婚なんて信じてないわ」と言っていたわ。

カリン・ガルニエさん(35歳)。グラフィック・デザイナーを売り込む営業活動をしている。

   ◇   

新進気鋭のアーティストをプロデュース

 パリ市の北東部にあたる10区。アジア系移民の多いベルヴィル地区に、カリンさんは自分の事務所を構えている。仕事は新進気鋭の写真家やイラストレーターを発掘し、プロデュースすること。スタッフはアルバイトの女性1人のみだ。

 「仕事相手を自分で決められるでしょう? 自分が『これだ!』と思ったアーティストと直接仕事ができるし、彼らと一緒に作品を企業やギャラリーなどに売り込みに行って、仕事をゲットできたときの嬉しさといったらないわ! やりがいのある仕事よ」

 とはいえ、カリンさんが本当にやりたかったのは、この仕事ではない。本当にやりたいのは、ドキュメンタリーの制作だ。

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増田ユリヤ
増田ユリヤ
ジャーナリスト 1964年、神奈川県生まれ。高校の日本史や世界史、現代社会の講師をしながら、NHKテレビ・ラジオのリポーターを務める。日本テレビ「世界一受けたい授業」にも出演。日本と世界の教育現場の取材を積み重ね、フィンランドやフランスでの取材を続けるうちにフランス人の知人が増え、フランス女性の生き方を取材するようになった。大の犬好きで犬に関する著作もある。主な著書に『新しい「教育格差」』(講談社現代新書)、『教育立国フィンランド流 教師の育て方』、『移民社会フランスで生きる子どもたち』『突破する教育』(いずれも岩波書店)ほか多数。
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