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知りたい!なりたい!こんな職業

自然の雄大さを伝える、登山ガイドの仕事

2014年8月25日

安心して登山を楽しめるよう、全面的にサポートする

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一昔前は危険で地味というイメージがあった登山も、

今は「山ガール」などという言葉もあり、女性でも登山に挑戦する人が後を絶ちません。

2013年には富士山が世界文化遺産に登録され、登山客はますます増加しています。

今回は登山ガイドの菅野(かんの)由起子さんにお話を伺いました。

菅野由起子さん
菅野由起子さん

●登山ガイド歴7年。41歳。
●仕事がない日でも山に登るほど、山が大好き! 普段は行かない場所を訪れ、気ままな登山を楽しみます。家にいるときは邦画のDVDを鑑賞。ゆっくり体と頭をリラックスさせています。

カンスケやま日記

好きなフィールドで、共に楽しめる人と時間を過ごせるのが魅力

 山岳客をフォローする登山ガイドには複数の資格があり、職能範囲も定められています。菅野由起子さんの場合、グリーンシーズンは国内の整備された登山道、スノーシーズンは森林限界を超えないエリアをガイドをする、公益社団法人日本山岳ガイド協会認定・登山ガイドステージIIを所有。それ以外にサブガイドとして、ツアーのサポートに入ることも。ガイドの仕事がない日は、次の企画の計画書の作成や、天候・ルートなどの情報収集、下見などを行います。2013年にはスキーガイドステージIも取得。さらに活動フィールドを広げるため、山岳ガイドステージIに挑戦中です。また、女性初のエベレスト登頂者、田部井淳子さんが立ち上げた女性限定の登山サークルにもサポーターとして参加しています。

 菅野さんのモットーは「山登りを安全に楽しんでもらいたい」。どの山へ、どのルートで、いつ行くのかといった事前準備はもちろん、当日の天候判断、登山道の状況などの確認、お客様の体調の把握など、安全な登山遂行のためあらゆる面に意識を向けています。当然、自身の体調管理も大切。「ガイド自身が疲労や緊張に見舞われているとお客様も楽しめないです。できるだけ皆さんがリラックスした状態で、山登りにどっぷりと浸れるような雰囲気作りを心がけています」

 登山ガイドは、体力的な面から男性が多いのが現状ですが、最近の女性登山客の増加により、女性ガイドの必要性が高まってきています。特にすぐに病院に駆けつけられる状況にない山の上では、体調変化の把握は大切。体調不良を我慢していると精神面にも悪影響が。「お腹が痛いという場合も、疾病によるものか、生理痛によるものかでも対応は違います。体調を把握するのにお客様の正直な申告が重要になりますが、女性客の場合はやはり女性ガイドの方が話しやすいかもしれません」

お客様の言葉で気が付いた、“山の魅力は想像以上”

 菅野さんが本格的に登山に興味を持ったのは、学生時代に社会人山岳部に入会したのがきっかけ。本当は「シュラフに寝てみたい」という理由から、ワンダーフォーゲル部に入部を希望するも、入部希望者多数で断られたが故に入ったのが社会人山岳部でした。そこで、登山を基礎から習得。ハイキング、夏 山縦走、沢登り、クライミング、雪山登山、さらに海外遠征など幅広く経験し、山の魅力にはまっていきます。そして「山に携わる仕事に就きたい」という思い から、山岳雑誌出版社に就職しました。

 出版社では経理部を経て編集部に配属。登山の魅力を発信する楽しさにやりがいを感じていました。しかし一方で「誌面を介してではなく、直接的に登山の面白さを伝えた い」という気持ちが日々膨らむように。「登山ガイドの試験を受けるならば、体力があるうちがいい」と決心し、32歳の時に退職。2007年に、社団法人日 本山岳ガイド協会認定・登山ガイドステージIIを取得しました。その後はサブガイドとしてツアーをフォロー。無我夢中で過ごしてきました。

 メインガイドとしてお客様を案内したのは、資格を取って2年後。場所は八ヶ岳でした。初めて自分が先頭を歩くことに、当日は緊張と不安でガチガチ、しかも途中からは雨が降り始め、風も吹くという悪天候。「天気が良ければ展望などお話しできるのに、どうしよう…」と思いながら振り返ると、レインウエアを着たお客様がなぜか笑顔! 思わず「辛くないですか?」と尋ねると、「都会にいると、こんな天気に傘もささず歩くことなんて滅多にないし、とっても楽しいですよ~!」という返事が。「天候の変化も含めて、山の魅力は私が思っている以上にいろいろなところにあるのだと気付く、いい機会になりました」

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