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女性のための「医療・健康」の話

けが・傷を早くきれいに治すには

2014年8月4日

けが、傷を負ったときに知っておきたいケアの基礎知識

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海や山に出かける機会も多いこの季節、万一けがをしたときは、どうケアをすればいいのか?

NPO法人・創傷治癒センターが主催する5回目の市民講座が開催され(2014年7月12日・東京都江東区)、

けがややけどをしたときに痕を残さず早くきれいに治す方法や

傷痕を目立たなくさせる最新治療などを形成外科医が解説した。

この中から、私たちが傷やけがを負ったときに知っておきたい、ケアの基本を紹介しよう。

応急処置の基本は「安静・冷却・圧迫・挙上」

 日常でけがをしたとき、傷痕を残さずきれいに治すために、まずは応急処置の基本「RICE(ライス)」(表1)を覚えておこう。

表1 応急処置の基本

 けがをしたときは「炎症」が起こっている状態だ。炎症とは、専門的には「何らかの有害な刺激を受けたときに、体に現れる反応」の総称。有害な刺激には、打撲、やけど、傷、にきび、虫さされ、かぶれ、アレルギー性物質など、私たちが日常で遭遇するあらゆるトラブルが当てはまる。このとき体に現れる特徴的な症状が「痛み、腫れ、赤み、熱感」で、これを炎症の4大兆候という。

 したがって、けがをしたときは、安静や冷却によって痛みや熱感を抑え、けがをした部位を心臓より高い位置に挙げることによって、水分や血液を心臓に戻して腫れを抑えよう。

 「RICEはほぼ全ての傷、打ち身等に通用します。炎症をどう抑えるかが応急処置の基本です」と、埼玉医科大学形成外科・美容外科教授の市岡滋氏は言う。

痕が残るかどうかは皮膚損傷の深さによって決まる

 ただし、これは皮膚があまり損傷されていない場合の話だ。やけどなど皮膚に損傷がある場合は、その深さによって傷の治り方が違ってくる(表2)。

表2 熱傷の深さ

 傷痕が残るかどうかの分かれ目は、II度の中でも毛穴(毛包)が残る浅さであるかどうか。毛穴の中には表皮の細胞が深く入り込んでいて、浅いやけどであれば、毛穴の中にある表皮の細胞は残った真皮の上に増殖して這い出すことができる。このような場合はほぼ痕が残らずに傷が治るが、毛穴が残らないほど深くなった場合はそうはいかない。

 「家が火事で焼けたときに例えれば、全焼して瓦礫の山になってしまったときには足場がないため、表皮の細胞がここに増殖することはできません。瓦礫の山を処理(壊死組織や異物を除去)して更地にして初めてこの欠損を修復することができるのです」(市岡氏)

 傷の治り方には専門的には「再生」と「修復」の2種類がある。再生というのはトカゲのしっぽのように失われたものが元と同じように治ること。浅い傷ならこれが可能だが、これに対して、深い傷の場合は炎症反応を伴い、瘢痕(はんこん、いわゆる「傷あと」)というものに置き換わって治る。このような治り方を修復という。

 「再生」する程度の浅い傷であれば、家庭で手当てができる。しかし、表3のような傷の場合は、できるだけ早く医療機関を受診しよう。

表3 こんな傷は医療機関へ

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