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「できない」「分からない」と言えなくて

2014年7月30日

「できる」イメージと「できない」現実のギャップに苦しんだBさん

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 「心が疲れた」と感じることは、誰にでもあることです。ただ、その度合いや“症状”は人によって違います。解決のためには、時には「相談」することも有効です。
 この連載では、産業カウンセラーが実際に受けた相談から実際の事例を紹介し、働く女性のメンタルヘルスを考えます。
 今回は、企業の相談室に勤務する産業カウンセラーAさんのもとに寄せられた相談事例を紹介します。

*   *   *   *   *   *

 相談室に来た相談者Bさんは、IT企業に勤務する29歳未婚の女性社員。昨年転職して現在の会社に入社した。ショートカットで、黒のパンツスーツが良く似合う、頼りがいのありそうな女性だ。

 Bさんは転職後、開発部門の担当になったが、1年後、以前勤めていた企業での職務経験を買われ、新規プロジョクトチームの一員となった。

 そのチームは少数精鋭の花形チームで、入社2年目のBさんが入ることは、異例の大抜擢だったようだ。

Bさん「夜眠れないんです」

Aさん「眠れないんですね」

Bさん「気が付くと、涙がこぼれていたり・・・自分がよくわからなくて」

 体調を聴くと、夜眠れない、やっと眠れてもすぐに目が覚めてしまうという眠りの浅い状態が続いているようだった。眠れない時に考えてしまうことは悪いことばかりで、不安な気持ちに押しつぶされそうで辛いと訴えた。

 不安な状態に陥ったのは、新規プロジェクトチームに配属されて、すぐだった。

 仕事は、基本的にチーム全員で考えて進めるわけでなく、一人ひとりの責任の元運営されていた。それぞれ個人の力量で開発の企画を立てていくので、同じチームでも、隣の人が今何をやっているのかさえわからなかった。

 週1回行われる会議は、ほぼ報告だけだったそうだ。

 実は、このチームは新規プロジェクトチームとして立ち上がる前から、Bさん以外の社員で様々な内容の開発案を取り上げ、新規企画のための資料集めや細かいミーティングが何度も実施されていた。

 その流れを汲んでのチーム立ち上げだったため、新規とは言っても、Bさん以外の社員にはそれまでの情報の共有ができていたようだ。

 Bさんは、職務経験を買われチームに配属されたが、これまでのことを何も知らない状態で、チームの仕事は始まっていたので、他の社員と同じように仕事をするのは無理だった。

 転職前の企業では、7年に渡り企画の仕事をしていたものの、実は新規開発の企画に詳しいわけではなく、チームリーダーに確認をしないと企画立案も難しかったそうだ。

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Profile
太田由紀子
太田由紀子
産業カウンセラー。出版社、放送局勤務後、産業カウンセラーの資格を取得。傾聴でカウンセリングを行う。メンタルクリニックの運営にも携わっている。日経ビジネ スオンライン「メンタルリスク最前線」コラム執筆。日経ビジネスムック『課長塾 部下育成の流儀』にも登場。現在は音楽療法も勉強中。
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