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会議中の居眠りを叱るのは間違い?

2014年7月29日

“相手の問題”にそう簡単に立ち入ってはいけない

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 今目の前に起こっている出来事は、いつも私たちにそれにどう対処すればいいかという判断を迫ってきます。

 信号が赤に変わった時やふいに目の前を人が横断するのを見た時にブレーキを踏むとか、ボールが飛んできたらさっと身をかわすとかいうようなことであれば、成否はともかく、何も考えなくても身体が反応しますし、何も対処しないという選択肢は始めからありません。

 他方、どう対処すればいいのかという判断に迷うことがあります。対人関係の問題は迷わないことはないといっていいくらいです。もちろん、何も考えないで行動する人もいるかもしれませんが、思慮ある人であれば、さて、この場面ではどうしたらいいのかと判断に迷うことはよくあります。

 とりわけ、今、目の前で起こっていることに速やかに対処しなければならないような時は、判断を迷うことすら許されません。どんなふうに考えれば、適切な対処ができるかを考えてみましょう。

まずは「課題の分離」をしてみる

 この問題を考えるにあたって、アドラー心理学でいう「課題の分離」という考え方を最初に説明しておきます。

 何らかの課題が生じたとき、アドラー心理学では、「あること」の結末が最終的に誰に降りかかるか、あるいは「あること」の最終的な責任を誰が引き受けなければならないかを考えます 。そうすることでその「あること」が誰の課題であるかがわかります。

 例えば、子どもが勉強をするというのは誰の課題かといえば子どもの課題です。勉強をしないと困るのは子どもであり、勉強をしなければそのことの責任は子どもが取るしかなので、親といえども子どもの課題を肩代わりすることはできません。

 驚く人があるかもしれませんが、勉強は子どもの課題なので、親は勉強をしていない子どもに「勉強しなさい」とはいえないことになります。そのようにいわれた子どもが反発するのは、親に自分の課題に土足で踏み込まれたと思うからです。

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Profile
岸見 一郎
岸見 一郎(きしみ・いちろう)
哲学者/日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問
1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋古代哲学史専攻)。京都教育大学教育学部、奈良女子大学文学部、近大姫路大学看護学部、教育学部非常勤講師、前田医院勤務を経て、現在、京都聖カタリナ高校看護専攻科、明治東洋医学院専門学校教員養成科、鍼灸学科、柔整学科非常勤講師。専門の哲学に並行してアドラー心理学を研究、精力的に執筆・講演活動を行っている。著書に『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社) 、『アドラー心理学入門』(KKベストセラーズ)など
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