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セクハラ・差別を受けたときの最悪の対応は

2014年7月16日

「大人だから騒がない」という姿勢は新しい「被害者」を作る

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 先週の「深澤真紀の時事ネタ研究所」で、東京都議会での塩村文夏議員へのセクハラヤジ問題を取り上げた。

この問題への私の考えは、「どんな過去でも差別を受けていいということはない」ということ、「差別を持つ」という考えを変えることはできないけれど、「建前とルールとしての人権を守る」ことが大事、というものだが、くわしくは記事を読んでみてほしい。

 さて、働く人々にとってセクハラや差別の問題は大きい。
 そしてこれは、男性から女性に向かってだけではなく、女性から男性へも、女性から女性へも、男性から男性へもされるもので、そのすべてが問題になるのである。

 私たちは被害者にも加害者にもなりうるのだ。

仕事の場で個人的なことは聞かない

 そもそも、仕事の場でのセクハラや差別とはどういうものだろうか。

 「性別、年齢、恋人がいるか、結婚しているか、子どものありなしなど、性的な、個人的な属性への干渉」
「そのほか仕事に関係ない、個人的な事情や属性への干渉」
 だと考えていいだろう。

 仕事の場で、「結婚していないの?」と聞いてもダメなのか、と思うかもしれない。
 そう、必要もないのに、個人的なことは聞かない方がいいのである。
 なぜなら仕事には関係ないからだ。

 「個人的な信頼関係」ができたところで、個人的な話はするべきだろう。
 そして仕事では、個人的な信頼関係は必ずしも必要もない。
 つまり、個人的な話や信頼関係は、仕事にとっては重要ではないのだ。

 「仕事と個人的なことは関係ない」。
 これは忘れがちなのだが、重要な考え方である。
 そしてセクハラや差別は、仕事などの公の場ではもっとも許されることではないのだ。

「聞き返す」「繰り返す」という対処法

 自分がセクハラや差別を受けたときに、どうしたらいいのかわからないという人も多いだろう。

 塩村議員も、最初「自分が早く結婚したらいいじゃないか」というヤジには、苦笑だけして質問を続けてしまった。

 それについて、「その場で抗議すべきだった」という批判の声もある。
 しかし少数野党(みんなの党)の1年生議員が、あの場で言い返すことなど、女性であれ男性であれ、なかなか難しいものだ。

 もちろん、セクハラや差別への一番効果的な方法は「その場で抗議」だ。
 しかし、性格的に、あるいは立場的にできない人も多いだろう。

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Profile
深澤真紀
深澤真紀(ふかさわ・まき)
心コラムニスト・編集者。企画会社タクト・プランニング代表取締役社長
1967年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部社会専修卒業。卒業後、いくつかの出版社で編集者をつとめ、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立。日経ビジネスオンラインで2006年に「草食男子」や「肉食女子」を命名、「草食男子」は2009年流行語大賞トップテンを受賞し、国内だけはなく世界で話題になる。平成の女性を語った『女はオキテでできている―平成女図鑑』(春秋社)や、『輝かないがんばらない話を聞かないー働くオンナの処世術』、津村記久子との対談集『ダメをみがく――”女子”の呪いを解く方法』(紀伊國屋書店)など著書も多数。公式サイトhttp://www.tact-planning.com
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