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通勤災害の盲点、ここに気をつけて!

2014年7月15日

遅刻しそうで急いでいたら玄関先で転倒……通勤災害と認められる?

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 こんにちは、社会保険労務士の佐佐木由美子です。最近は、夜も暑さで寝苦しいですね。なかなか眠れず、つい朝寝過ごしてしまった・・・ということはありませんか?
今回は、遅刻しそうになって、慌てて家を出ようとした浩美さんが、転んでケガをしてしまったお話です。さて、浩美さんはどうなるのでしょうか?

「通勤災害」とは?

 みなさんは、「通勤災害」という言葉を聞いたことがありませんか?
通勤災害とは、「労働者の通勤による負傷、疾病、障害または死亡」をいい、通勤災害と認められると一定の保険給付が受けられます(労災保険法第7条1項2号)。

 たとえば、いつもの通勤経路で会社に行く途中、たまたま駅の階段を踏み外してケガをしてしまった場合は、通勤災害として考えられます。

 では、会社に行く途中であれば何でも通勤災害になるか?といえば、そういうわけではありません。

 ここでいう「通勤」とは、原則として「住居」と就業の場所との往復の移動を、合理的な経路および方法で行うことをいい、業務の性質があるもの(出張など)を除くものとされています。

 「住居」は、日常生活していて働くための拠点となるところをいいます。たとえば、通常は自宅から出勤するものの、早朝出勤や残業のために別のアパートを借りていて、そこから通勤するような場合は、自宅とアパートの両方が住居と認められます。

 ちなみに、週末に彼氏の家にお泊りして、そこから会社へ出社するようなケースは、「住居」とは認められませんので、ご注意くださいね。

通勤災害として、認められる例は

 それでは、仕事が終わった後、友人とカフェでお茶をしてから帰宅するような場合は、どうなるでしょう?

 通勤途中、就業や通勤と関係のない目的で、合理的な経路をそれることを「逸脱」といいます。また、通勤の経路上で、通勤と関係ない行為をすることを「中断」といいます。「逸脱」や「中断」の間、またその後の移動は「通勤」とはならないため、通勤災害の対象とはなりません。

 ただし、その逸脱や中断が、日常生活上必要な行為であって、厚生労働省令で定めるやむを得ない事由により行うための最小限度のものである場合は、逸脱または中断の間を除き、「通勤」として認められます。

 たとえば、仕事帰りにスーパーで夕食の惣菜を買ったり(日用品の購入)、病院で治療を受けたり、選挙の投票に行ったり・・・というケースは、逸脱または中断の間を除き、その後通常の経路に戻れば、通勤として認められます。

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Profile
佐佐木 由美子
佐佐木由美子(ささき・ゆみこ)
人事労務コンサルタント・社会保険労務士。中央大学大学院戦略経営研究科修了(MBA)。米国企業日本法人を退職後、社会保険労務士事務所等に勤務。2005年3月、グレース・パートナーズ社労士事務所を開設し、現在に至る。女性の雇用問題に力を注ぎ、働く女性のための情報共有サロン【サロン・ド・グレース】を主宰。著書に「採用と雇用するときの労務管理と社会保険の手続きがまるごとわかる本」をはじめ、新聞・雑誌等メディアで活躍
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