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ミッドライフクライシスに陥ったら?

2014年7月14日

「気付き」が危機を乗り切る第一歩となる

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 仕事でもプライベートでもさまざまな経験を積んだ大人が直面する心の危機、それがミッドライフクライシスです。ミッドライフクライシスに陥った時、具体的にどんなことが起こるのでしょうか。臨床心理士であり、東京大学大学院医学系非常勤講師の園田由紀さんに、話を伺いました。

■現実だと認識している世界と自分の本音にはズレがある

「ミッドライフクライシスとは、実は認知の成長が必要な時期と言えます。人間は、すべての情報を均等に集めているのではなく、自分の見たいもの、聞きたいものを集めて現実を作り上げています。さらにネットや本、テレビなどからの情報によって、『見たい現実』は強固になっていくのです。この『見たい現実』には、『その時の自分が意識レベルで欲していること』が反映されていますが、『本来の自分が欲している世界』とはズレがあります。ここで言う『本来の自分』とは、自分を深く分析していく過程で初めてその存在に気づける自分。そのため、『見たい現実』が強化されればされるほど、『本来欲している世界』は置き去りになるのです。そうして『見たい現実』だけに生きていると、本来の自分が欲する世界を生きることができないままになります。すると、どこかで『これでよかったのだろうか』と心が揺れるミッドライフクライシスの状態が起こるのです」

 ミッドライフクライシスが引き起こされるきっかけは、人それぞれだと園田さんは言います。

「子どもの誕生や自立、結婚、不妊など、外的なイベントで引き起こされる人がいる一方、『ある朝目覚めたら、突然自分の中で何かが壊れた』という感覚を体験する人もいます」

 ということは、「見たい現実」と「本来の自分」にズレがなかったら、ミッドライフクライシスにはならないのでしょうか。

「誰にでも『無自覚な自分』がいますから、難しいでしょう。『無自覚の自分』は、そもそも自覚するのが難しい存在です。例えば、仕事中心の生き方をしてきた人が、心の奥で『子どもが欲しい』と思っていても、それは無意識で欲していることですから、自分がそう思っているということを、その時は認識できません。すると、本当は自分もそう思っているのに、他人事のように感じてしまう。そのズレに気付いた時、『実は自分は子どもが欲しかったのか!』と驚くわけです。それもミッドライフクライシスと言えるでしょう」

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Profile
吉田渓(よしだ・けい)
大学在学中からフリーライターとして活動を開始し、「女性の心と身体」をテーマに雑誌やWEBで執筆。著書に『スピリチュアル あなたのための使い方』(講談社)、『働く女のスポーツ処方箋』(グラフ社)がある。
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