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足裏を制するものは睡眠力を制す!

2014年7月10日

足裏は第二の心臓、体調や感情、キャパシティなど多くを教えてくれる

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 夏は1年の間でももっとも眠りの質が悪くなりがちな季節です。暑さのせいで寝苦しかったり、寝つきも悪く、エアコンが切れたときなど途中でも起きてしまうので、必然的に日中眠いと感じる方が増えてきます。

 日中に眠気を感じる状態は、仕事にも影響が出てきます。車で出かける営業の方などにとっては、運転中の睡魔は命取りです。よく眠れないからといってうとうとしながら仕事や運転をしないように、こんな季節だからこそ、しっかりと睡眠を取る必要があります。ぜひ、この連載をきっかけに睡眠力を鍛えてくださいね。

 さて、今回のテーマは、「快眠あしうらセラピー」です。私たちの身体の先にちょこんと付いた足の裏は、その何倍もある身体を支えてくれています。小さな部分ですが身体を支える大切な器官であるとともに、リフレクソロジーという考えに基づいた施術によって、身体のあらゆる器官や臓器に間接的につながった足裏を刺激をすることで、身体のバランスを取り健康に導く手助けができると考えられています。

 今回から2回にわたって、「リフレクソロジー」からのアプローチと「器官」としてのアプローチの両面からお伝えします。ぜひ、2つの足裏状態を知り、ご自身がどんな状態か知ってくださいね。そうすると、何をすればよいか見えてきますよ。

【快眠あしうらセラピー】リフレクソロジーとしてのアプローチ法

 心療内科で勤めた5年間の間に、私は約600人の眠れない方々の足に触れ、いろいろなことを学ばせていただきました。「リフレクソロジー」とは、世界中で、自然発生的に生まれ、語り継がれている反射学という学問で、Reflex(反射) + Logy(学問) という意味です。

 その学問と、医療の現場で経験し学ばせていただいたことを基に皆さまにお伝えします。

 足裏の形、色、温度、硬さやしわなどからわかること。それは本当にさまざまで、体調や運動状態、感情、仕事量、キャパシティなど多くのことを教えてくれていると感じます。

 リフレクソロジストとして勤めていたときに、クリニックでは、うつ病、適応障害、パニック障害など、メンタル疾患の方が来院されましたが、なんとその90%以上の方が眠れないという不眠症を抱えていらっしゃいました。

 眠りたいのに、眠れないという苦しい状態が自分でコントロールもできなくて、辛く感じている方が本当に大勢いました。

 中でも一番驚いたのは、薬に対する患者さんの反応でした。薬が減ると「これで治癒に一歩近づいた!」「いい調子で改善に向かっている!」と天にも昇ったように喜ばれます。

 逆に、薬が増えると、「自分はまた元に戻ってしまったのか・・・」「いや、悪くなっているのか」と先の希望を無くしてしまいそうなほど、落ち込まれます。

 風邪薬ならこんな過敏に反応はしないはず。そう感じていました。

 そんな医療現場にいると、問題解決に何の役に立てていない自分がもどかしくて、いることが苦しく感じるようになります。意味のない存在に感じるのです。一体何ができるのだろう・・・いつも悩んでいました。

 考えつくした結果、私にできることはただひとつ“足裏”だけです。そのうちに、「もしかして、足裏からのアプローチで薬を減らすことができないだろうか」「治療の助けになるようなことができないだろうか」と考えるようになり、2005年から「あしうらからの睡眠へのアプローチ」を試み始めました。

 そして現在では週に一回、心療内科内のリワークの講師をしながら、相変わらず眠れない患者さんの足裏へのアプローチ法を試みています。

 自分の足裏で、眠れているかどうか、仕事は忙しく感じているかどうか、これは実際に感じていることと違うこともあります。メンタル疾患にかかる方で、メンタルへルスの話を部下にできる立場の方もいるのです。そんな方は、頭で理解していることと、身体の状態が違っていることに気づかなかったと言われます。知識だけで行動が伴わないという方も少なくありません。

 仕事が楽しくて仕方がなくても、身体や脳はパンク寸前かもしれません。自分の許容範囲を知る必要があります。リワークでも行っている足裏から身体や心へのアプローチ法の一部をご紹介しますので、一緒に試してみてくださいね。

足裏の感触からわかること

 許容範囲を知るためのキーポイントは、自分自身の身体、中でも足裏にあります。

 最初は観察からです。眠れていない方の足は、いったいどんな足裏なのでしょうか。

 まず、足裏全体の感触です。これは物事の捉え方の違いかもしれないと思うのですが、男性と女性の方では足裏への出方が違うことがあると感じます。男性は、足裏全体が大理石のように硬くて冷たくて重い。女性は土踏まず辺りに大きなしわができて、くたくたに力の抜けた状態になります。

 女性でもがちがちに硬くなる方もいますが、これは拝見していると、経営者や管理職など男性的にバリバリとお仕事をこなされるような方に多いようです。

 ご自分の足裏をチェックしてください。

 がちがちに硬いタイプの方は、常に交感神経が高く、過度な緊張状態にさらされていませんか。仕事もハードな状態かもしれません。

 くたくたに力が抜けた状態の方は、仕事の作業量も多く、それに耐えきれず、もしかしたら身体は悲鳴を上げているかもしれません。脱力しきってしまい、チカラも入らない状態の方に現れると感じます。

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今枝昌子
今枝昌子
スリープケアマスター。心療内科にてリフレクソロジストとして5年間勤務後、2009年「快眠セラピー プラスドゥース」開業。企業・行政・医療の現場を中心に、「睡眠力を鍛えるうつ病予防」、メンタルヘルス研修、企業内快眠カウンセリングなどを実施する。2012年「一般社団法人 日本快眠協会」を設立。快眠セラピストを育成するとともに、美容・健康など幅広い分野にわたって睡眠に関する情報を発信する。2014年5月、「プラスドゥース」を「エンパワースリープ・ジャパン」に法人化。日本心身医学会、日本睡眠医学会会員。
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