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睡眠権に快便権?身近な権利を主張しよう

2014年7月3日

新しい権利の発見が、生きやすい社会への第一歩になる

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 こんにちは。評論家で編集者の荻上チキです。これから3回にわたって、みなさんと「新しい権利」について考えていきたいと思います。「『権利』なんて、関係ないし、興味ない」と思った方、ちょっと待ってください。「権利」について考えることは、より良い社会をつくる第一歩。あなたの「今よりちょっと先のちょっといい未来」を構想することでもあるんです。

●世界で一番寝ていない日本人女性に睡眠権を!?

 たとえば、「快眠権=豊かに眠れる未来」はどうでしょう。みなさんは睡眠時間、足りていますか? 残業続きで深夜帰宅が続いて寝不足…、育児と家事に追われて寝不足…、帰宅後、撮りためたドラマを観ていて寝不足…、それでも朝早く起きて、準備に時間をかけて出社…なんていうことはないですか?実は、日本の働く女性の睡眠時間は世界的にも短いというデータがあります(たとえば『8時間睡眠のウソ』参照)。しかも、「男性よりも女性の方が平均睡眠時間が短い」という、国際的には珍しい特徴も持っている。

世界で一番寝ていない日本の働く女性
日本は「平成23年社会生活基本調査 詳細行動分類による生活時間に関する結果」。小分類レベルでEU比較用に組替えた行動分類による。
EU諸国はEUROSTAT, "Comparable time use statistics ‐National tables from10 European countries - February 2005"

 過労死やそれに伴う事故も問題になっている現代。働く人はみんなで、十分な睡眠を確保する権利「睡眠権」を主張した方がいいかもしれません。ちなみに過労死問題では、「仕事が終わってから次の仕事が始まるまでの時間を決める」といった「インターバル規制」も、検討されていますし。

 ワーキングマザーの方は家事や育児に時間が取られる、ということがあると思います。「快眠権」を突き詰めていけば、ベビーシッターなど、保育サービスの拡充といった議論にもつながります。「メイクをする/メイクを落とす」といったことにも時間がかかり、男性よりもなにかと手間がかかることもあるでしょう。いつか、3Dプリンターのようなもので、ばっちりメイクも5分で終わるといった技術ができれば、楽になるかもしれない。技術の発展も、権利の拡充のための重要な手段だと分かります。

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荻上チキ
荻上チキ(おぎうえ・ちき)
1981年生まれ。評論家・編集者。「シノドス」編集長。政治・経済から社会・風俗、文化・思想まで、幅広い領域で現代の問題と向き合い、取材・評論活動を展開する。著書に、『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか』(幻冬舎新書)、『彼女たちの売春』(扶桑社)、『セックスメディア30年史』(ちくま新書)、『社会的な身体』(講談社現代新書)ほか。編著に『経済成長って何で必要なんだろう』(光文社SYNODOS READINGS)ほか。TBSラジオ「Session-22」のメインパーソナリティーを務めるなど、多メディアで活躍する。
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