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働き女子のための法律相談所

上司のパワハラにどう対応したら?

2014年7月1日

仕事は楽しいのでやめたくないけれど…

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Question
上司のパワハラにどう対応したら?
 営業事務をしています。チームの中で私は中堅の位置ですが、最近チームに異動してきた上司に目をつけられています。“偉そうね”、“頭悪いの?”などの言葉を1日1回は当たり前のように言ってきたり、私を抜きにしたチームの飲み会が開かれていたり…。周りの人はひどいよね、と同調してくれるものの巻き込まれたくない感が漂っていて仕事をしながら毎日孤独を感じています。上司に報告する際も露骨に目を合わせない、不機嫌そうな顔をする、他の人には普通に接しているのに私だけ無視される時もあります。今度、査定があるのですが、このままだと下げられるような気もします。仕事は楽しいので辞めたくないのですが、毎日こんな態度なのでストレスは溜まるし、どうしたらいいでしょうか。

 Answer

 人が集まる所にトラブルはつき物です。会社もその例外ではありません。2012年、厚生労働省は、国としては初めて、職場のパワーハラスメント(パワハラ)に関する実態調査を行いました。それによれば、労働者のうち、実に4人に1人が、過去3年以内にパワハラを受けたことがあるということです。

 あなたの場合も、上司から暴言を吐かれたり、チームから仲間外れにされたりしているようですから、パワハラを受けているということになるでしょう。

 厚生労働省の調査では、パワハラの被害者の半数は何もせず、泣き寝入りをしているとのことでした。しかしそれでは、うつ病にかかったり、休職・退職せざるを得なくなったりするなど、より深刻な事態に陥ってしまうかもしれません。

 勇気を出して、会社の相談窓口や他の上司に、できるだけ早く相談することをお勧めします。上司からの心無い言葉を録音するなど、されたことを記録しておくとよいでしょう。

 単なる嫌がらせにとどまらず、上司から不当に査定を下げられ、給与が減額されるようなことがあれば、それは由々しき問題です。

 労働者の能力や実績を度外視し、個人的な感情から行われた査定は、理屈の上では、違法なものになります。しかし、本当にその査定が嫌がらせ目的でされたということを証明するのは、容易ではありません。

 査定が下がってしまう前に上司と会社に抗議を入れ、そのような事態が起こらないようにするに越したことはないでしょう。

 一般に、こうした会社の内部でのトラブルを裁判所で解決することも不可能ではありません。しかし、裁判は時間も労力もかかりますので、問題が悪化する前に、直接の話し合いで状況を改善することが望ましいといえます。

 口頭での抗議には耳を貸さない上司や会社も、書面での申入れがあった途端に態度を変えるというのは、よくあることです。代理人弁護士の名前が入った書面であれば、なおさらです。

 初めに述べたとおり、現代の日本では、パワハラは重大な社会問題となっています。恥ずかしがったり、引け目を感じたりせずに、一度弁護士に相談してみることも、検討してみてはいかがでしょうか。

この人に聞きました
岩沙好幸
弁護士(東京弁護士会所属)
岩沙好幸(いわさ・よしゆき)
慶應義塾大学経済学部卒業後、首都大学東京法科大学院から都内法律事務所を経て、アディーレ法律事務所へ入所。司法修習第63期。パワハラ・不当解雇・残業代未払いなどのいわゆる「労働問題」を主に扱う。動物が好きで、最近フクロウを飼い始めた。労働トラブルを解説した書籍『ブラック企業に倍返しだ! 弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマドットコム)が発売中。『弁護士 岩沙好幸の白黒つける労働ブログ』も更新中。

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